はいどーもー。こんたろです。
ぼくはソロキャンプの楽しみとして真っ先にあげるのは
「焚き火」と「料理」だったりするのですが、
人によっては「ブッシュクラフト」「酒」「テントで寝る」とかいろいろです。
「料理」の優先順位が低い人にとっては、
料理している時間と手間がもったいないとか、
もっと言えば面倒くさいとか。
おにぎりとカップ麺で充分…。
その考え方は非常に、もったいない!
キャンプでは、例え普通の目玉焼きであっても、
「めっちゃ旨いごちそう」になるのです。
パンやカップ麺も普通においしいけど、
家ではできない圧倒的な火力をもって
「キャンプめし」を味わってみても良いと思うのです。
そうは言っても料理なんてハードル高いんだよねー。
火加減とかよくわかんないし、後片付けも面倒…。
なるほど…。
じゃあ、「これくらいならやってみてもいいかな」って
思えるくらいの、簡単な料理を教えるよ!
というわけで、極限までハードルを下げつつウマーなキャンプ飯、
しかも後片付けも簡単!という料理を1つ、徹底解説します。
ぜひご参考にどうぞ!
ベーコンエッグ(ウィンナーエッグ)・ザ・ジューシー!

キャンプの定番、ベーコンエッグorソーセージエッグです。
末尾に”ジューシー!”がついているとおり、普通に焼くより水分量が多い調理方法です。
これがとんでもなく旨いんだ!
< 作り方 >
・ベーコンまたはソーセージ
・卵
・水
・お好みでチーズ
・お好みで塩、しょう油
- ベーコンを好きな厚さに切る。
- フライパン/スキレット/アルミクッカーに水を少量入れ、熱する。
- ベーコン/ソーセージを入れる。
- いい感じのところでベーコンを裏返す。ソーセージの場合はこまめに転がす。
- 卵を割り入れる。
- お好みで蓋をしても良し。
- お好みでとろけるチーズを入れても良し。
- お好みで醤油を入れても良し。
- 好きな焼き加減で火から降ろす。
- 出来上がったものを器に移し、お好みで塩を振る。
- 使用した調理器具は少し冷めてからキッチンペーパーで拭き取る。
細かい手順を書きましたが、要は切って焼くだけ!
好きな焼き加減で火からおろせばOKの簡単調理です。
では少しでもハードルを下げるために、順に解説していきましょう。
① ベーコンを好きな厚さに切る
ベーコンはあらかじめ食べたいサイズで切っておきましょう。
せっかくのキャンプですから、ワイルドに塊のままでも良いと思います。
「小さい方がいいけど包丁やナイフは使いたくないよ~」って人は、
カット済みのものがスーパーに売られていますので、
そういったものを活用すると良いです。
ソーセージが好きな人は、ベーコンをソーセージに変えてもいいですね。
この料理は調味料をほとんど使わないので、ベーコンやソーセージの味が頼りです。
ぜひちょっとお高めの旨いやつをチョイスしてください!
② フライパン/スキレット/アルミクッカーに水を少量入れ、熱する
火の準備は省略していますが、
焚き火をしているなら焚き火で、そうでないならガス火や炭火で構いません。
一番簡単なのはガス火、それも”カセットコンロ”です。イワタニとかのやつね。
意外とキャンプでは選ばれにくいカセットコンロですが、実用性抜群でおすすめです。
クッカー(調理器具)についてはどれを選んでも構いませんが、ひとつだけ注意点。
家庭用のフライパンはテフロンコートされているものがほとんどで、
こういったコーティングは焚き火調理とは相性が良くありません。
「テフロンコートのフライパン × 焚き火」 の組み合わせだけは、避けたほうが良いです。
焚き火の火力が強すぎてフライパンのコーティングが傷んでしまうよ。
溶けたコーティングから有害なガスが発生する危険があるんだって。
あと、ススで真っ黒になるから後始末が大変!
では調理の方へ。
クッカーに水を少量入れます。
水の量はクッカーの底面から1cm程度が目安。
ベーコンやソーセージが浸かりきらない程度が良いです。
水を入れたクッカーを火にかけます。
焚き火調理などの場合は、クッカーが倒れないように
安定した五徳(ごとく:クッカーを載せておく支え)を設置しておきましょう。
③ ベーコン/ソーセージを入れる
水がふつふつとしてきたら具材の投入時期です。
が、完全に沸騰するまで待つ必要はありません。
なんなら火にかけてすぐ、水の状態で投入してしまっても大丈夫です。
ソロキャンプのいいところは、自分の好きなように料理できることですね。
やってみてあんまり旨くなかったら、次回ちょっと変えてみればいいだけのこと。
誰に出すでもない、自分で食べるものですからね。
”なんとなく”のタイミングで調理してOKです。
④ ベーコンを裏返す。ソーセージはこまめに転がす
水の量にもよりますが、ベーコンが水から出ている状態であれば適当に裏返したほうが良いです。
理由は、中心まで熱を通したいから。
同じように、ソーセージの場合も中心まで熱が通るように転がしながら茹で焼きにします。
ここでは焼き色はつきません。茹でてるだけですからね。
⑤ 卵を割り入れる
まだ水が少し残っているうちに、卵を割って投入します。
卵は出来るだけクッカーに近づけて、低い位置から落としましょう。
思い込みかもしれないけど、
高い位置から落とすのはなんか美味しくなくなる。気がする。
卵の殻が入ってしまったら、早めに取り除きます。
殻は非常に食感が悪いので、これだけは要注意。
⑥ お好みで蓋をしても良し
卵を投入後、蓋をして蒸し焼きにすると熱が早く通ります。
でも卵の黄身はとろとろが良い、という人は蓋をしないほうがお好みかと思います。
見た目も少し変わりますので、両方やってみてどちらが好みか確かめてみるのも楽しいですね。
ぼくは一応蓋をする派ですが、もちろんどちらでも美味しいですよ。
⑦ お好みでとろけるチーズを入れても良し
水が無くなるまで加熱したら、
「卵の上にとろけるチーズをかぶせる」という禁断の技を繰り出しましょう。
チーズが苦手でなければ、入れると旨さが倍増するのでおすすめです。
とろけるスライスチーズが使いやすいと思います。
チーズがあまったらそのまま食べても良し、ちょっと炙ってみても良しのおつまみになります。
もちろんチーズがあんまり好きじゃないなら、わざわざ入れる必要はありません。
とろけるチーズは最高だよ…神だよ…!
(個人的感想)
⑧ お好みで醤油を入れても良し
卵の味付けが欲しい場合は、香り付けも兼ねて
クッカーの端っこに醤油を少量垂らすのも良いでしょう。
卵に直接かけるより、クッカーにかけて”焦がししょう油”にすると深い味わいになります。
⑨ 好きな焼き加減で火から降ろす
焼き加減はお好みです。
ここまでで充分茹でているので、火の通りは全く気にしなくて大丈夫。
焦げ目がまったくなくても美味しく食べられますし、
カリッとした部分が欲しいのであれば、少し焦げるまで焼くのもありですね。
⑩ 出来上がったものを器に移し、お好みで塩を振る
スキレットのままでワイルドに直食いしても良いですが、
後始末を簡単にするために、お皿に移すのをおすすめします。
火傷のリスクもありますし。
卵にトッピングをしていない場合は味が薄いので、
塩くらいは振りかけておくと美味しく食べられます。
調味料の大切さに気付きますよ、キャンプでご飯食べると。
⑪ 使用した調理器具は少し冷めてからキッチンペーパーで拭き取る
火にかけていたクッカーはとても熱くなっていますので、
必ず火から降ろして、少し冷めるまで放置しておきます。
冷えたらキッチンペーパーで軽く拭き取ります。
ボイル焼きにしているので、あまり油や焦げは残っていないはず。
もしキャンプ場に炊事場があるようでしたら、
軽く水洗いをして汚れを落としておくと良いでしょう。
お皿も食べ終わったらキッチンペーパーで拭き取ればOK。
洗剤で洗うのは帰ってからでもいいし、
気になるなら炊事場で洗っても構いません。
ということで。
ただのベーコンエッグに随分な時間をかけて解説しましたが、
ひとつひとつの工程だけ見れば簡単なものばかりのはず。
普段料理しない人にとってはこれでも面倒、というのはわかります。
ぼくも最初はそうでしたので。
でも、ほんとに簡単な料理をひとつやってみるだけで、
ソロキャンプの楽しみが大きく広がります。
失敗してもいいから、ちょっとした挑戦と思ってやってみていただければ。
まずは定番のベーコンエッグ・ソーセージエッグ、激ウマなのでぜひお試しくださーい!