基礎知識

焚き火やBBQの後始末をしないのは「罪に問われる」可能性がある!?【火災防止】

 

こんにちは。

梅雨と焚き火のコントラスト。

こんたろです。

 

最近は外出自粛中につき

焚き火なんて全く出来なくなってしまいました。

でもそろそろ再開してもいいかな…?

と思ってたら。

 

ツイッターで

「焚き火を放置した跡を見つけた」

「使いかけの炭や灰、ゴミを放置してあった」

「まだ火が残ったままの炭が放置されていた」

というつぶやきが

たくさん流れてきました。

 

「火の後始末をしましょう」って

キャンプ場なら必ず書かれていますよね。

 

少し考えたり調べたりすれば

火事や火傷の危険があるし

自然環境にも悪いことがわかるので

当たり前にやるべきことなのに、

守れない人がいます。

 

火の後始末ができない人には、

山への敬意とか

自然保護とか

あるいはキャンプ場や広場を管理している人の苦労とか

そういう「思いやりやマナー」みたいな話は

刺さらないのかもしれませんね。

 

巡りめぐって自分の身に返ってくるとしても

そこまで考えが至らないのかもしれません。

 

そこで、もっと

自分事で、現実的な話

をしてみようと思います。

 

それは、

火の始末をしなかったら

「罪に問われるのか」

という話です。

 

こんな話をするためにブログを書いているつもりはないですが

みなさんが気持ちよくキャンプをできるように、

すこしだけ嫌な話をさせてください。

 

放火の罪

※できるだけ読みやすくするために、正確な表現よりも、大まかなイメージが伝わる書き方にします。法律が絡むと難しい表現になりがちですね…。

 

火に関する法律といえば

思いつくのは【放火】ですね。

わざと建物などに向けて火を放って

火事を起こすことを言います。

 

今回の件が【放火】に当てはまるかどうか

実は、判断が難しいです。

 

次の2つがポイントです。

 わざとやったのか 

 火事になる可能性を認識していたか 

 

どちらも同じような意味合いです。

 

火事になる可能性を認識していなければ

「わざと」とは言えないですし、

 

認識しているのに放置していれば

「わざと」だととられても仕方ありません。

 

火の始末をしなかったことを

「わざと火事を起こそうとした」

と判断される場合があるかどうか。

 

例えばですが

周りに草木が生い茂る状況で

焚き火に火が残っているのに放置して帰ったりすれば

常識的に考えて、燃え広がる可能性があるとわかるので

「わざと」と判断されるかもしれません。

 

むちゃくちゃな例ですが

「管理人に注意された腹いせに

わざとキャンプ場の建物に火をつけた」

というような場合は

【放火】の罪になる可能性があるでしょう。

※まともなキャンパーや管理人さんの心情からすると「火の始末をしなければ火事になることくらいわかるだろ!放火だ!」という思いがあるかもしれません。ぼくも同感です。でも法律で判断すると、【放火】とされるかどうかは状況によるみたいです。

 

【放火】の罪は、重罪です。

とても重い罰則があります。

未遂でも罪になります。

放火の準備をしただけでも罪になります。

 

罪が重いからやめようとか

軽いからやってもいいとか

そういう話ではありませんが。

とりあえず、【放火】は非常に重い罪になる

ということを知ってください。

 

放火については、こちらのサイトを参考にさせていただきました。

ベリーベスト法律事務所 横浜オフィス|放火罪で逮捕されたら?刑罰の内容や逮捕の流れを紹介

刑罰の重さや、逮捕の流れが記載されています。

 

失火の罪

わざと火事の可能性を放置すれば【放火】ですが

わざとじゃなければ【失火】です。

もちろん、【失火】も罪です。

 

「わざとやったんじゃない!」

とどれだけ言っても、

「わざとじゃないけど火災を起こした罪」という法律ですので。

わざとじゃないから【失火】なんだよ、となります。

もしわざとだったら、【放火】ですからね。

 

結果が火事であれば、理由はどうであれ、原因を作った人は罪に問われる可能性があります。

ただ、【失火】は【放火】よりは軽い刑罰とされています。

結果だけでなく、「悪意の有無」を罪の重さに乗せているということですね。

 

ひとつ例を挙げると、

「まだ火が残っている炭が芝生に落ちたことに気付かず、

そのままトイレに行ってしまって

戻ったら芝生が一面焼けていた」

というような状況は

わざと芝生を焼いたわけではないので、

【失火】になる可能性があります。

 

この場合、芝生だけならまだいいというか、いや全然良くはないんだけど取り返しのつく範囲なのですが、

建物やテント、付近の森林、果ては人にまで火災が及んでしまうと

本当に取り返しのつかない、

どえらいことになります…。

 

ちなみに、関連する法律として

失火責任法(民法)というものがあります。

火災による損害賠償に関係してきます。

 

詳しくは火災保険に入る理由などで調べてもらうと良いのですが

失火を起こした人に重大な過失がない場合は、

損害賠償の責任を負わない

という内容があります。

 

このときの「重大な過失」というのは

燃えやすいテントのすぐ近くで焚き火をしたとか

寝たばこをしたとか

「そりゃ火事にもなるでしょうよ」

みたいな行為のことです。

 

本人の意識としてはわざとじゃないかもしれないけど

状況的には火事になる可能性が高いことをやっていた場合

ですね。

 

つまり失火責任法を逆に言えば、

わざとじゃなくても、火事の発生に対して注意を怠れば

損害賠償の責任が発生することがある

ということです。

 

なので、正しい火の知識と

それをしっかりと活かすことが

自分の(経済的・社会的な意味でも)身を守ることになりますね。

 

失火について参考にしたのはこちらです。

あなたの弁護士|失火とは|放火との違いから失火罪・失火責任法までわかりやすく解説

 

他の罪

火災の発生に関する罪は

【放火】【失火】の2つですが

その結果として人が亡くなったり、

建物が焼失したり

あるいは森林が破壊されたりすると

別の罪がいくつも重なることに。

 

仮にひとつひとつの罪は刑罰が軽くても、

重なると5年とか10年になる可能性もあります。

懲役は刑事罰だけの話ですので

これとは別に、損害賠償などの民事裁判が待ち構えています。

 

キャンプ場の管理人というのは、

キャンパーの善意を信用して焚き火を許可しています。

それを裏切るような行為をすれば

当然、報いを受けることもあり得ますよ。

 

まとめ

ぼくは法律については恥ずかしながらほとんど無知ですので

今回の記事を書いていくうえで初めて知ったこともありました。

ただ少なくとも、火の始末をしないと大変なことになる

ということを、キャンプを始めるにあたり勉強しています。

https://kontarocamp.com/camp-start02/

 

なので、火の始末をしない人は「知ろうとしない人」なのかなぁと思っていますが

今回の記事で、少しでも自分事として考えてくれる人が増えてくれたら嬉しいです。

 

そのうえで、キャンパーとしてのマナーを

学んでいけたらいいですね。

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こんな罪と罰という話は、できればこれっきりにしたいです。

炭や灰を放置すれば、火事の可能性以外にも、環境への悪影響があります。

本来はそちらの話をしたいのですが、後始末が出来る人はそもそもマナーを勉強している人が多いので…

今回は、どちらかというと「自分だけが大事」な人に向けての記事としました。

 

安全に、みんなが心から楽しくキャンプができるように。

キャンパーの意識がもっと向上するといいな、と思います。

監視し合うようなキャンプは、きっと楽しくないですよ。

 

甘いこと言ってるのかもしれませんけどね。

 

ではまた。

 

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