
キャンプにはテントが必須!
こんにちは、こんたろです。
ソロキャンプを始めるときに必要になる道具はたくさんありますが
まず考えるのは「テント」ですよね。
テントが無いと、野外で泊まる難易度がググッと上がります。
雨降ったりしますし。
テント以外だと「ハンモック+タープ」という手段もありますが、
臨機応変に設営しなければいけないので、あまり初心者向けとは言えません。
テントは他の道具より高額な場合が多いですから、
最初にテントを決めてから、それに合わせて道具を揃えていくことが多いかと思います。
最初のうちは中々キャンプのスタイルが決まらないと思いますが、
「もし最初に選ぶなら」という視点でテントを紹介します。
どれが良いかは人それぞれですので
あなたの「最優先ポイント」を決めてから見るといいですよ。
例えば収納サイズとか、遮光性とか。
では前置きはこのへんにして、早速見ていきましょう。
ワンポール型テント

ポール1本で支えるテントです。
三角形の形をしたティピー型、下の方が垂直になったゲル型など、民族的な風合いを持ったものが多数あります。
ペグを打たないとテントが立たないので
岩場や粗い砂利、コンクリやウッドデッキの上などではテントを張ることが出来ません。
逆にペグさえ打てれば、簡単に立てられます。
背が高いテントですが、内部で有効に使える空間は中央付近だけなので
大きさの割には意外と狭く感じます。
テント内を半分に区切って
前室と寝室に分かれるタイプが使いやすいです。
【こんな人におすすめ】
- あまり腰を曲げずにテントの出入りをしたい人
- テント内にチェアを置いてくつろぎたい人
- タープを省略したい人
- 早く設営を終わらせたい人
- コットを使う人
DOD(ディーオーディー) ライダーズワンポールテント T1-442
- サイズ:アウター/(約) W2900×D2900×H1830mm、インナー/(約)W2550×D1330×H1830mm
- 収納サイズ:(約)W500×D140×H140mm
- 材質:テント生地/68D 190T ポリエステル、ポール/アルミニウム
- 付属品:ペグ、ストームロープ、専用キャリーバッグ、取扱説明書
- 重量:(約)2.5kg
- 耐水圧:アウター/2000mm、フロア/3000mm
【概要】
- ソロ用のワンポールテントです。
- インナーテントが付属しており、夏でも虫の侵入を防いで眠ることが出来ます。
- レイアウトは、半分はインナーテントのある寝室、もう半分はチェアなどを置く前室になります。(インナー無しでも設営可能)
- 別売りのポールを追加することで、前扉をキャノピー(ひさし)にすることができます。
- 色は黒とベージュの2色展開です。
【良い点】
- 寝室の広さがソロにぴったりです。
- テントの半分が前室です。かなりの荷物を置くことができ、チェアでくつろぐことも可能です。
- インナーテントの入り口(メッシュパネル)が全開になるのも良いポイント。出入りがとても楽です。
- 収納サイズはツーリングを考慮して非常にコンパクトになっていますので、それも嬉しいですね。
- 収納バッグがコンプレッションベルト(引っ張って圧縮するベルト)がついているのも素晴らしい。収納が格段に楽になります。
- インナーが外せるので、フライだけで張ることが出来るのも良いです。あまり虫の居ない時期であればインナー無しという方法も気持ち良くておすすめです。
- 構造が簡単でコンパクトなので、帰宅後の陰干し(乾燥)が容易です。
- 価格の印象は、これだけの良い点がある割には安いなと思います。
【良くない点】
- ワンポールでは仕方ないのですが、ベンチレーションがちょっと貧弱。暑い。
- 生地は68D、耐水圧は2000mmなので雨は問題ないとは思いますが、寒い時期はインナーがフルメッシュということもあり厳しいかもしれません。
- インナーとフライ(外側の生地)が近いので、フライの結露がインナーに伝わりやすいです。朝は気をつけないと濡れてしまいます。
- 遮光性能は普通です。真夏は少し厳しいと思います。
全体的に良くできたテントですが、コンパクトなのに広い前室を持つ点が特に良い点です。
ツーリング用ソロテントでタープを張らないという選択をするなら、
まずこれがおすすめですね。
もちろんツーリングじゃなくてもおすすめです。
真夏および真冬にはあまり適さないので、
使う予定のシーズンに合っているかを判断材料にしてください。
【参考動画】
テンマクデザイン サーカスTC
- サイズ:(約)442×442×H280cm
- 収納サイズ:(約)φ25×67cm
- 重量:(約) 10.88kg
- 素材:[本体]コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65% コットン35%) [裾部(スカート)]ポリエステル [ポール]スチール製5本継ぎ(φ30mm/280cm)×1本
- 付属品:ポール、張り綱、設営用ガイドセット、ペグ、収納袋
【概要】
- 大人気で常に品薄状態のテントです。
- コットン混紡生地(TC)を用いたテントです。火の粉に強い、日差しを通しにくくテント内が暑くなりにくい、生地が厚いので冬は熱が逃げにくいなどのメリットがありますが、非常に重いです。
- インナーは別売りです。サーカスTC専用オプション品のラインアップが充実しています。
- ベンチレーションは大きめ。
- 設営用ガイドがあり、初心者でもしっかりと張ることが出来ます。
- ソロ用ではないので大きいですが、ソロで使う人も多いテントです。
- スカート(裾)があるので冬の底冷え対策もバッチリ。
- 出入口は2か所。
【良い点】
- TCが非常に良い仕事をします。夏の暑さ、冬の寒さがかなり和らぎます。別売りのインナーテントを付けると夏の虫対策も完璧です。
- スカート付きなので冬も問題なく使用できます。ファスナーも凍結対策品です。
- オプション品が豊富で、求めるスタイルに応じて選ぶことができます。
- 大きな出入口が2か所あるので、多彩なレイアウトが可能です。
- 専用グランドシート(マット)もあります。
- 広いので、テント内でチェアやテーブルなど一式を広げてくつろぐことが出来ます。
【良くない点】
- 大人気のため売り切れになっていることが多く、時期によっては手に入りにくいです。オフシーズンならまだ手に入る感じです。
- オプションを含めて揃えると、かなりの高額になります。が、それでも欲しいという人が大勢いるので常時品薄です。
- 収納サイズが大きく、非常に重いので、収納力のある車が必須になります。
- 大人気のため、キャンプ場で他人と被ることもあります。気にしないなら大丈夫です。
- TC生地は乾燥しにくいので、帰宅後に干す手間がかかります。
このテントは、とにかく人気が高いです。
TC生地で多彩なレイアウトがとれるオールシーズン対応テントなので、
1年を通してどのキャンプ場でも見かけます。
大きなテントですが、ソロで使う人が多いのも特徴。
価格は性能からすれば決して高くはないと思うのですが、
初心者には手が出し難いことも確かです。
もしどこかでTCを体験させてもらえる機会があれば、
試してから購入検討したいところですね。
あと、サイズと価格を少し落とした「パンダTC」というシリーズもあるので、
興味があれば調べてみてください。
【参考動画】※別売りインナー込み
コールマン ワンポールテント エクスカーションティピ 210 1~2人用
- サイズ:使用時/約210×150×H170cm、収納時/約直径17×50cm
- 重量:約4kg
- 耐水圧:フライ/1500mm、フロア/1500mm
- 材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)、インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水防水)、フロア/75Dポリエステルタフタ(PU防水、シームシール)、メインポール/FRP(約直径19mm)、フロントポール/FRP(約直径9.5mm)
- 仕様:前室、後室、メッシュドア、ベンチレーション、メッシュポケット、コード引き出し口、ランタンハンガー、ストームガード
- 付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
【概要】
- アウトドアの定番ブランド、コールマンのソロ用ワンポールテントです。
- インナー付きです。
- 入口にひさしがあるので、雨の時にテント内が濡れにくいようになっています。
- ポールはインナーの中に入ります。
- 出入口は前後2か所。
【良い点】
- 変形部分は、コールマンによくある「ひさし用のポール」にベルクロでフライを固定する方式です。これのおかげで雨の時にテント内が濡れにくくなります。タープが無くても大丈夫です。
- 後側にはひさしが無いものの、出入りは出来ます。僅かながら前室としても使えます。メッシュパネルがあるので風通しは良くなります。
- 1万円を切るくらいの価格なので、手に入れやすいと思います。
- かなりコンパクトに収納できるので、ツーリングでも持っていけます。少し重いかもしれませんが。
【良くない点】
- ベンチレーションは普通です。スカートが無いので足元からの循環はありますが、あまり強くはないようです。
- 遮光性は普通です。真夏は暑いと思います。
コスパが良いテントだと思います。
特に雨天の出入りでテント内が濡れにくい構造というのはありがたいですね。
普通のワンポールテントの場合は必ず濡れてしまうので・・・。
それを避けるためにタープを接続しますが、これならタープが無くても大丈夫です。
前室もかなり広いですね。
価格が安いことも非常に良いポイントです。
【参考動画】
DOD フタマタノキワミ
テントでは無いですが、ワンポールテントの弱点というか邪魔であるポールを二股化に置き換えるアイテムです。
これはおすすめ。ただ、サイズが合うかどうかは計算してみないとわかりません。
ちょっとだけですが、ぼくの動画にも登場します。※出るのは冒頭の数分間だけですが、雰囲気はわかるはず。
ドーム型テント

テントの定番の形、丸いドームの形をしたテントです。
天井が丸く、壁が垂直に近いくらいに立っているので、空間を広く使うことができます。
設営は少し手順が多いですが、難しいことはありません。
前室があるのも特長ですね。
各メーカーいろんなドーム型テントを発売していますので、選ぶ楽しみがあります。
ペグを打たなくても自立するものが多く、登山向けのものもドーム型が多いです。
背が低く丸いフォルムなので、風に強いという特性があります。
【こんな人におすすめ】
- 寝室を広くゆったり使いたい人
- たまに2人でもキャンプする人
- コットを使わない人
- タープを使う人
- 登山をする人
モンベル クロノスドーム1型
- サイズ:約220×175(寝室100)×H105cm
- 収納サイズ:本体/φ16×33cm、ポール/φ6×43cm
- 素材:本体/68Dポリエステルタフタ(撥水加工・難燃加工)、フライ/75Dポリエステルタフタ(耐水圧1,500mmウレタンコーティング、難燃加工)、フロア/70Dナイロンタフタ(耐水圧2,000mmウレタンコーティング、難燃加工)、ポール/アルミニウム合金・ポール径φ8.5mm
- 重量:2.19kg
- 構成:テント本体、レインフライ、ポール1組、φ3mm張り綱5本、16cmアルミペグ14本、ポール応急補修用パイプ1本
【概要】
- モンベルの中でもキャンプ寄りのテントです。
- 登山にも使えるくらい収納サイズがコンパクトです。
- 独自のバーティカルクロスシステムにより、天頂部分の空間が広がっています。
- 色はゴールドオレンジとスカイブルーの2色。
【良い点】
- 無雪期登山に耐えられるくらい高性能です。耐風性、耐水性に優れ、かつ軽くてコンパクトです。代わりに物理的な丈夫さはありません。
- 素早く設営が可能です。
- ベンチレーションが優秀です。
- バスタブ形状のフロア四隅にまでシームテープを施してあり、防水性が高いです。
【良くない点】
- 通気性が良いため、冬の使用は厳しいです。
- 一般的なキャンプ用テントと比べると、居住性はあまり良くありません。
- 登山テントとしては安いですが、キャンプ用テントとしては高い方です。
登山を視野に入れている人は少ないと思いますが、
このテントを持っておけばかなり応用が利きます。
とにかく収納サイズがコンパクト。
山ではよく見かけるテントですが、
キャンプではあまり見ないのでちょっと目立ちます。
モンベルのテントは総じてコスパが良いですが、
クロノスドームは特に安くて使いやすいと思います。
【参考動画】
コールマン ツーリングドームST
- サイズ:約210×120×H100cm
- 収納サイズ:約φ19×49cm
- 重量:約4.4kg
- 材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)、メインポール/FRP約φ8.5mm、フロントポール/FRP約φ9.5mm
- 耐水圧:フライ/1,500mm、フロア/1,500mm
- 仕様:前室、メッシュドア、ストームガード、ベンチレーション、メッシュポケット
- 付属品:ペグ(スチール)13本、ロープ、収納ケース
【概要】
- フロントポールがあるため、広い前室があります。
- 前後にメッシュドアがあり、風通しが非常に良いです。
- 寝室もソロテントにしては広いです。
- 限定色あります。
【良い点】
- とにかく広い前室が魅力的です。
- 別売りのポールを追加すると前パネルがキャノピー(ひさし)になります。
- フックが多いので、いろんなところにランタンや小物をかけられます。
- テント設営は難しくありません。
【良くない点】
- ツーリングという名前の割には重くて大きいです。
定番メーカーで使用者も多く、評価も高いテントです。
重いというデメリットはありますが、非常に広くて使いやすいテントです。
価格も抑えめで、手を出しやすい範囲ではないでしょうか。
ちなみに、価格がぐっと上がりますが
夏にキャンプするなら遮光性が非常に高いツーリングドームST+というテントがおすすめです。
【参考動画】
カナディアンイースト ツーリングドームⅡ CETN3001
- サイズ:本体/約220×210×120cm、インナー/約210×100×115cm
- 重量:約3.4kg
- 素材:フライシート/68DポリエステルタフタUV、インナー/68Dポリエステル、フロア/210Dポリエステルオックス、メインポール/径8.5mmグラスポール、リッジポール/径9.5mmグラスポール
- 耐水圧:フライシート/1,500mm、フロア/3,000mm
- 付属品:ピンペグ10本、自在付ロープ4本、ハンマー1個、ギアハンモック1個、収納ケース
【概要】
- フライはUV90%カットの性能があります。
- ひさしがあります。
- 出入口は前後2か所です。
【良い点】
- UVカットで日焼け防止です。
- ドーム型にしては背が高く、広い居住空間があります。
- 前後パネルで風通し良好です。
- 比較的安いです。品質は悪くないので、コスパが良いです。
- 落ち着いたカラーがキャンプ場になじみます。
【良くない点】
- 少し重いのと、収納バッグが独特なのでツーリングには向かないです。
マイナーなテントですが、コスパが良いのでおすすめです。
UVカットは熱まで遮断するわけではありませんが、風通しが良いので夏でも使えます。
アライテント ドマドームライト2
- サイズ:寝室/奥行120×間口210×高さ108cm、土間/奥行60cm、入口部分112cm
- 収納サイズ:本体/34(44)×φ20cm、フレーム/38cm
- 素材:本体/28Dリップストップナイロン、フライ/30DリップストップナイロンPUコーティング、ボトム/40DナイロンタフタPUコーティング、フレーム/NSL9フェザーライト(DAC社製)
- 重量:2kg
【概要】
- 2人用のテントです。
- 登山向けの軽くて丈夫な素材でできています。
- 大きな土間があります。
- フレームは信頼性の高いDAC社製です。
【良い点】
- 高級な素材を採用したテントです。価格は高いですが、品質はとても高いレベルにあります。
- 土間がとても使いやすい空間となっています。
- 2人用なのでゆったりとくつろげます。
- 土間を含めて自立するので、ペグを打てない状況でも設営できます。
【良くない点】
- キャンプ専用にするにはオーバースペックで、高価格帯のテントです。登山と兼用が良いです。
- 出入口が前面に1つしかありません。背面側のメッシュパネルが小さいので、風の流れが少し弱いです。
登山とキャンプを兼用するならおすすめのテントです。
高価格帯ですが、登山用テントとしてもキャンプ用テントとしても優れています。
メーカーであるアライテントは安心と信頼の国内テントメーカーです。
国産はどうしても高くなってしまいますが、
長く使うならコスパが良いという考え方もできますね。
【参考動画】
コールマン クイックアップドームW+
- インナーサイズ:約210×180×H110cm
- 収納時サイズ:約φ68×6cm
- 重量:3.9kg
- 材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(ダークルームテクノロジー、UVPRO、PU防水、シームシール)、インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水加工)、フロア/75Dポリエステルタフタ(PU防水、シームシール)、フレーム/スチール
- 耐水圧:約3,000mm、フロア/約1,500mm
- 仕様:前室、ベンチレーション、コード引き出し口、ランタンハンガー、ストームガード、クリアルーフウインドウ
- 付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
【概要】
- ポップアップで数秒で自立します。
- 収納も簡単です。
- ダークルームテクノロジー搭載でテント内温度が上がりにくく、光もほとんど通しません。
- 天窓があるので採光も可能です。
【良い点】
- 夏のキャンプはこれが手放せなくなるほど、効果が高い「ダークルームテクノロジー」を採用しています。ほんとに凄い。朝もゆっくり寝ていられます。冬は恩恵が無いですが、使うのは問題ありません。
- 設営が秒で出来るので、他の活動に時間を使うことが出来ます。
- 天窓があるので、テント内で星空を見ながら寝ることも出来ます。
- 狭いですが、秘密基地感があってぼくは好みです。
【良くない点】
- 持ち運びしにくい形状なので、移動手段が車に限定されます。
- 狭いのでゆったり過ごしたい人には不向きです。
- 収納は慣れるまでうまく出来ないかもしれません。
- 干しにくい形状なので、うまく乾燥させないとカビが生えます。
かなり尖ったスタイルのテントですが、意外と使い勝手は良いです。
もう少し大きいと良かったですが、狭いところが平気な人にはおすすめです。
あまりキャンプ感が出ないところは残念なポイントですが、
タープと組み合わせて快適な寝室を味わってみても良いのでは。
【参考動画】
Quechua(ケシュア) 2 SECONDS EASY 2 FRESH&BLACK ポップアップテント
- サイズ:145×210×H105cm
- 収納サイズ:φ74×9cm
- 重量:4.3kg
- 遮光:99%
- 耐水:1時間あたり200mm/㎡のテスト済み
- 耐風:50km/hに耐えうる
- 2人用
- 前室あり
【概要】
- 袋から出して2秒で自立するポップアップ式のテントです。
- 遮光、遮熱性能が高い生地を使用しています。
- 収納は少しコツがいります。
- 広い居住空間と前室があります。
【良い点】
- コールマンのダークルームテクノロジーと同様に、夏に過ごしやすいテントです。遮光99%はとても暗く、朝もゆっくりと寝ていられます。
- ポップアップ式で、2秒で自立するという売り文句です。収納袋から出したらすぐ広がって自立します。とにかく早い設営が可能です。
- 普通のドームテントに近い居住空間があり、ポップアップテントとは思えない快適さです。
- 前室があるので靴を置くことができます。
- メッシュパネルがあり、ベンチレーションも多彩で優秀です。
【良くない点】
- 収納にコツがいります。慣れるまでは戸惑うかもしれません。
- フロア生地が硬いので、ガサガサという音が気になるかもしれません。
- メッシュパネルなので、冬はかなり寒いです。
- 収納時は持ち運びに適さない形状なので、車が必須です。
- 干しにくい形状なので、うまく乾燥させないとカビが生えます。
コールマンのポップアップテントと比べて広い居住空間が特徴です。
テント内でのスタイルが違っていて、コールマンは寝転んで天窓を楽しむスタイル、
ケシュアは座ってくつろぐスタイルを想定しています。
通常のドームテントよりは狭いなど良くない点もありますが、
設営時間は圧倒的に短いので、そこにメリットを感じるならおすすめです。
【参考動画】
パップテント
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米軍、独軍など軍が使っているテントです。
軍用をそのまま入手するか、
それに似せた製品を入手することになります。
設営・撤収が簡単で、収納もコンパクトになります。
コットン生地の場合が多く、ヴィンテージ系・ミリタリー系のグッズとの相性が抜群です。
最近では前面の幕をひさしのように広げたスタイルが流行っています。
ほぼ外と同じという空間なので、かなり野生感あふれるスタイルです。
「男前」という表現がよく用いられますね。
フロアが無い場合が多く、寝るときはコットがあると便利です。
性能よりも見た目やスタイルを重視するテントですね。
【こんな人におすすめ】
- 軍モノが好きな人
- ヴィンテージ系が好きな人
- 男前なスタイルが好きな人
- 野営をしたい人
- コットを使う人
- 靴を脱ぎたくない人
- 虫に耐性がある人
DOD ヌノイチS T2-593-TN
- 組立サイズ:約W340×D210×H150cm
- 収納サイズ:約W62×D16×H16cm
- 重量:約5.9kg
- 最低耐水圧:350mm
- 材質:ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)、アルミ合金
- 付属品:ポール、ロープ、ペグ、キャリーバッグ
【概要】
- ポリコットン生地を採用したテントです。
- メインは長方形の幕1枚ですが、切込みがあるため多彩なレイアウトをとることが可能です。
- 便利なサブ生地1枚が付属します。
- コンプレッションバッグが付属します。
- 張り方のアレンジは公式サイトをご参照ください。DOD NUNO-ICHI(S)
【良い点】
- メインだけでも多彩なアレンジが出来るので、何度もキャンプして張り方を変えて楽しむことが出来ます。
- サブ生地のお陰で前面の開放を開いたり閉じたりできます。
- ポリコットンなので火の粉に強く、付近で焚き火をしても大丈夫です。
- 軍幕っぽいデザインなのに機能的で、使いやすいテントです。
- コンプレッションバッグがあるので収納も簡単です。
【良くない点】
- ポリコットン共通のポイントですが、サイズの割りに重いのと、乾燥しにくくカビが生えやすいので注意しなければいけません。
- 蚊帳が無いので、虫対策が別途必要です。
特にこれといった不満点が無い、優秀なパップテントです。
蚊帳は必要に応じて別売りのものを追加で用意しましょう。
サイズが一回り大きいヌノイチMもありますので、気になる方は調べてみてください。
【参考動画】
テンマクデザイン 炎幕 DX EVO
- 組立サイズ:約3,300(2,000)×1,900×H1,300mm
- 収納サイズ:約570×220×220mm
- 重量:約6.67kg
- 素材:フライ/ひさし部コットン100%(撥水加工、防カビ加工) 背面・側面部ポリエステルオックス210D(PUコーティング、撥水加工)、グランドシート/ポリエステルオックス210D(PUコーティング、撥水加工)、メインポール/スチール製3本継ぎ φ19mm×1,300mm×4本
- 耐水圧:グランドシート/1,500mm
- 付属品:スチールペグ15本、張り綱7本、収納ケース
【概要】
- コットン100%とポリエステルのハイブリッドモデルです。
- ひさしを上げたときのサイドに吹き込み防止の膜があります。
- スカートがあります。
- グランドシートが付属します。
- メッシュインナーなどのオプションがあります。
【良い点】
- サイドの吹き込み防止やスカートなど、冬に使用できる工夫があります。
- グランドシートがあるので、コットが無くても寝床を作ることができます。
- 別売りですがメッシュインナーのオプションがあり、夏でも虫の侵入を防いで眠ることができます。
【良くない点】
- かなり重いです。一部ポリエステルを使うことで軽量化されているのですが、それでも6.67kgは中々ですね。
- 価格は少し高めです。オプションを追加すると更に出費がかさみます。
お金はかかるものの良いテントという感想です。
少し軍モノのテイストとは異なりますので、逆にミリタリー色に染めたくない場合はこのテントで外すというのもアリですね。
【参考動画】
DDハンモック DD SuperLight A-Frame Tent
- サイズ:345×150×H115cm
- 収納サイズ:29×14×6cm
- 重量:730g(ペグとガイラインを除く)
- 耐水圧:3,000mm
【概要】
- ポールは付属しません。幕のみの販売です。
- 別売りのメッシュテントと合わせても使用できます。
- 冒険に適した軽量・コンパクトなテントです。
【良い点】
- とにかく軽くてコンパクトな点が良いです。ザックに詰めて冒険しながら野営をすることも可能です。現実的なところではツーリングに向いています。
- ポールはありませんが、登山をする人ならトレッキングポールで立てられます。またはそのへんに落ちている太めの枝なども使用できます。ハンモックみたいに木々の間にロープで吊るすことも可能です。
【良くない点】
- フロア/メッシュはありません。フロア/メッシュが必要であれば、別売りのメッシュテントを購入します。
- ポールが無いのは人を選びます。トレッキングポールの使用が前提となっています。これを機に登山を始めるのも良いですが、キャンプしかやらないという人には向きません。
とにかく軽くてコンパクト。
荷物の少ないブッシュクラフト系のキャンプ、というか野営と相性が良さそうです。
ポールは必要なら別売りのもの(別メーカーのもので良いけど、長さが合うかどうかだけ要注意)を代用すればいいのですが、
最初から無いというのは少し人を選びますね。
DDが好きな人ならシリーズで揃えてみても良いかも。
【参考動画】
US Army Pup Tent 米軍放出品
- 奥行180×幅320×高さ110cm
- 本体2枚、ポール6本、ペグ10本、ロープ2本
【概要】
- アメリカ軍オリジナル、米軍使用の本物です。
- 希少な未使用デッドストック品です。MADE IN USA
- きれいなオリーブ色でUSのロゴも入っています。
【良い点】
- まさにミリタリー物といった雰囲気です。
- ゴツい質感と渋い色で、ソロキャンプにめっちゃ映えるテントです。ヒロシさん系。
【良くない点】
- 軍用ということで、おしゃれとか快適とかいうものは考慮されていません。質実剛健。
- いろいろ情報がありません。耐水性や遮熱なども使ってみて確認するしかないです。
ミリタリー系というか「そのもの」です。
他にはない特徴なので、比較するだけ意味がありませんね。
軍モノが欲しい人はこれ一択でしょう。
デッドストック品にしては安くて状態も良いようですので、1セット持っておいてもいいかも。
【参考動画】
トンネル型テント

トンネルのようにアーチ状に曲げたポールで支えるテントです。
自立しないものがほとんどで、ペグダウンが必須になります。
寝室とリビング(トンネル部分)が一体となっています。というかトンネルの端っこに寝室をぶら下げているという形状が多いです。
大きなサイズになるテントなのでソロとして使うには過剰かもしれませんが、
タープを張らずにリビングでくつろげますので、風の強い日や雨の日でも変わらずにキャンプできるというメリットがあります。
本来はファミリー・グループ専用にしたいテントですが、ソロ用を買ってもらえないパパさん方は兼用するしかありません。
大きくなればなるほど設営が大変なので悩むところですが、不可能ではありません。
例えばこんな感じで、一人でもいけます。
はい、ぼくの動画です。すみません。でも参考になると思うのでぜひ見てください。
ちなみに動画に出てくるテントはDECATHLONから購入できます。
【こんな人におすすめ】
- くつろぎたいけどタープは張りたくない人
- ファミリーとソロを兼用したい人
- 広い空間でゆったりと過ごしたい人
- プライベート空間がほしい人
- 荷物が多い人
- お座敷スタイルをやりたい人
ソロ向けでは無いので商品紹介は割愛します。
ファミリーとソロで兼用はできますが、できるだけ小さめのテントにしておくと設営が楽になります。
トンネル型はただでさえ大きくてメンテナンスが大変なので、気軽にキャンプへ行くという感じではなくなってしまいます。
家族が全員入れないと兼用にする意味も無いので、難しいところですけどね。
まとめ
いろんなテントがありますね。
紹介しきれなかったものの中にも良いテントがたくさんあります。
もし迷うなら、デイキャンプをして他のキャンパーさんのテントを視察してみるのをおすすめします。
やっぱり実物を見ると違いますよ。
ではまた。