
こんにちは。
一生キャンプ生活を夢見る男、こんたろです。
キャンプの一連の流れを解説するシリーズ。
前回は概要だけでしたが、今回は具体的に説明していきます。
参考:前回の記事
https://kontarocamp.com/camp-start03/
キャンプ場の選び方

最初は安全や便利性を考慮して、
有料キャンプ場のオートサイトをおすすめします。
が、最初から林間サイトでやりたいひと、いいフリーサイト知ってるからそこ行きたいひと、様々だと思います。
ひとまず、「どんなキャンプをしたいのか」をイメージしましょう。
やりたいキャンプスタイルを決める
まずは、ハンモック泊をしたいかどうか。
ハンモック泊の場合は、林間サイト一択です。
木々の間にハンモックを設置するため、木が無い可能性のあるフリーサイト、オートサイトは除外して考えたほうがいいです。
ハンモック泊をしないのであれば、オートサイトがおすすめです。
詳しくは前の記事で説明していますが、
もし車やバイクでキャンプ場に行けるのであれば、非常にたくさんのメリットがあります。
もし徒歩の場合でも、電源があったり場所取りしなくていいなど充分メリットがあります。
あえてフリーサイトを選ぶ必要性はあまり感じないのですが、
比較的安いことが多いので、費用を抑えたい場合は選択肢に入れてもいいと思います。
フリーサイトの場合は「場所取り」をしなくてはいけないので、
とにかく早くキャンプ場に行って受付を済ませてくださいね。
先に荷物を置いたひとがその辺りの区画(明確なラインが無い場合はテント1張り分+αくらい)を使う感じです。
予算を決める
キャンプ場によって、利用料に大きく差があります。
安いところでは500円前後から、高いところでは5000円以上と、10倍以上の開きがあります。
だからといって、キャンプの楽しみの大きさが10倍も変わるわけではないと思います。
高いキャンプ場に行かなければ楽しめない、なんてことは全くありません。
まずは安いところで軽くキャンプデビューというのも良いですね。
ただ、例えばキャンプの装備を揃えるためにお金使ったから、キャンプ場にかけるお金は2000円までにしよう、とか。
ざっくりとした予算感はあったほうが良いですね。
際限なく使ってしまいますから。
場所を決める
移動時間をもとにした場所、範囲を決めます。
あなたが住んでいる地域によりますが、片道1~2時間程度の範囲内で選ぶことをおすすめします。
それ以上はちょっと遠くて疲れてしまいますし、キャンプに行くのが億劫になるかもしれません。
ざっくりと県内とか、隣の県までとか、そんな感じでいいと思います。
大体の場所(範囲)が決まったら、キャンプ場の情報を集めます。
キャンプ場のホームページを見る
ネットで「キャンプ場 〇〇県」とかで検索してみましょう。
けっこうな数が出てくると思いますので、目についたものを調べてみるといいと思います。
ひとつ注意なのが、冬季休業のキャンプ場が多いことです。
11月~3月くらいの間は冬季休業の期間に入る可能性があります。
キャンプ場の営業期間に注意して調べてみてください。
キャンプ場のホームページでは、いろんな情報が載っています。
例として、北軽井沢SweetGrassを見てみましょう。
こんなホームページです。

出典:北軽井沢SweetGrass https://sweetgrass.jp/
ここは必要な情報がきれいにまとまっていて、
目を通せば一連の流れや注意事項がよくわかるように工夫されています。
小さなキャンプ場や公的なところ(自然公園など)はあまり詳しい情報がなかったりしますので、
最初はしっかりしたホームページがあるところがわかりやすくて良いかもしれません。
このホームページでは、冬季も営業していることが明確に書かれています。
また、冬季でもキャンパーが楽しめるように、いくつかのキャンプスタイルを提案してくれています。
このキャンプ場の利用方法、ルールも明記されています。

出典:北軽井沢SweetGrass https://sweetgrass.jp/
予約方法やチェックイン/アウトの時間、場内ルール、各種サービス、割引などの説明まで完備です。
ルールに関して、これくらいは許されるだろう、常識だろう、などと勝手な判断はせずに、
まずはこういった明記されているルールをよく読んで、それを守るように心がけてみましょう。
このルールでは合わないな、と感じたら、
別のキャンプ場を探してみればいいことです。
ここでキャンプしたいな、と思うのでしたらルールは守ること。
ごく一部の、ルールを守ろうとしないキャンパーがいるおかげで、
こんな禁止事項が増えていくのです。
あなたはそんなことくらいわかっていると思います。
口うるさいようで申し訳ないのですが、万が一気が緩んでおろそかになっては、現地で注意されてあなたにとっても嫌なことに繋がります。
ルールは守る、その上で楽しむ、ということを忘れないでくださいね。

出典:北軽井沢SweetGrass https://sweetgrass.jp/
こういった共有施設もチェックしておきましょう。
炊事場はお湯が出るようなので、冬季にはありがたいですね。
冷水だと洗い物が非常に厳しいです。痛い。
温泉がありますが、有料で予約制ですね。
必要ない、と思うかもしれませんが、
キャンプ地での温泉はまた別格の味わいがありますので、余裕があれば楽しんでみてください。
予約サイトの評価を見る
ネット予約の場合、各キャンプ場のホームページ以外に、全国のキャンプ場を検索・予約できるサイト「なっぷ」を活用します。

出典:なっぷ https://www.nap-camp.com/
口コミがあったり、キャンプ場の写真があったりと、
選ぶ際に参考になる情報がたくさんあります。
特にランキング上位のキャンプ場は利用者の評判が良く、
あまりハズレはないと思います。
ソロキャンプに限って言えば、
丁寧なサービスはむしろ邪魔になったりするので、
ランキングが低いからダメというわけでもないのですが。
ただ、なっぷに登録されていないキャンプ場があったり、
逆になっぷに登録されているけど実際には休業していたり、などもけっこうあります。
情報が最新のものかどうかは、
そのキャンプ場のホームページなどもチェックしておいたほうが良いでしょう。
ネット予約ができないキャンプ場は登録されていないことが多いので、
なっぷだけに頼らずgoogle検索をうまく使ってキャンプ場を探しましょう。
雑誌の評価を見る
書店に行けば、アウトドア系の雑誌コーナーにキャンプ場特集の本があるはずです。
定期的に新しい本が出ますので、最新のキャンプ場特集本を読んでみてください。
基本的に良いことしか書いてありませんが、
写真やレビューがきちんと載っているので、雰囲気はわかると思います。
かなり地域に偏りがあるので、もしかしたら本に掲載がない地域もあるかもしれません。
そのときは別の本を見てください。
どうしても載ってなければ、諦めて他の手段で選びましょう。
ブログなどのSNSを見る
SNSでキャンパーが実際にキャンプしたときの写真や感想を見ることができます。
特にブログは文字数制限が無いので、
心のおもむくままに書いてくれるキャンパーがたくさんいます。
キャンプ場の名前+行ってきた、とかで検索すると良いかと思います。
ツイッターやインスタなどでも実況に近いレビューをするキャンパーがいますので、探してみてもいいでしょう。
キャンプ場の予約方法

予約方法は、おもに2つです。
電話
キャンプ場のホームページに「予約はお電話ください」とか書いてある場合は電話しましょう。
もしホームページ上に予約カレンダーがある場合は、
空きがあるかどうかを見ておきます。
予約できる時期(キャンプ日から3か月前から予約可、とか)もホームページ上に記載があるかもしれません。
期間から外れている場合は予約できる日まで待つか、他を探します。
電話での予約時は、次のことを伝えると良いでしょう。
- チェックインの日
- 何泊するか
- どのサイトか(オート/フリーなど)
- 何人か、あるいはテント何張りか
- チェックインの予定時間
- あなたの氏名
- あなたの連絡先
- ほか、予約が必要なもの(温泉とか)
あとは、ホームページを見て気になったことや
わからないことがあればこの時に聞いておくほうが良いです。
例えばホームページ上では林間サイトが存在していないが、
ハンモック泊できるような場所はあるのか、とか。
薪の取り置きはできるのか、とか。
回答によって装備が変わってしまうものなどは、
予約の段階で聞いておかないと現地で困ることになります。
ネット予約
電話が苦手というひとは、ネット予約が可能なキャンプ場を選ぶのも手です。
キャンプ場のホームページ上で予約する場合と、
さきほどのなっぷなどを利用する場合があります。
どちらにしてもフォーム入力かメールで簡単に手続きが完了しますので、
予約時に質問できないものの、かなり便利ですね。
まずは気軽に予約してみましょう。
他
お目にかかったことはありませんが、
SNSなど個人的なツールでしか予約できないキャンプ場があるかも?
隠れ家的なキャンプ場、きっとあると思うんですが、どうでしょうかねえ。
前日までの準備

キャンプ場の予約ができたら、前日までにしっかり準備を整えましょう。どれだけ気を付けても忘れ物しますからね。
キャンプは準備が7割、当日3割くらいです(こんたろ独自解釈)
キャンプ場到着から翌日の撤収までの行動順に、必要な装備や食材などをひたすら書き出して、あとで厳選していく感じがおすすめです。
最初は、やろうと思ったことの半分できれば上出来です。
あまり荷物ばかり増えないように、最低限に抑えるように心がけましょう。
https://kontarocamp.com/camp-start01/
絶対に忘れてはいけないもの(仮)
- テント、タープ、ポール、グランドシート、ペグ、ロープなどの家的なもの
- シュラフ、マットなど布団的なもの
- ランタン、ランタンハンガー
- チェア、テーブルなど家具的なもの
- 焚き火台、薪、トング、手袋、酒
- 炭、バーナー/ライター、着火剤
- (料理に応じて)調理用火器、ナベ類、燃料
- (料理に応じて)食器、カップ、カトラリー類
- 食材、アルミホイル、調味料
- スマホ、充電器具(モバイルバッテリー)
- タオル類、ブランケット、カイロなど
- (電源付きなら)延長コード、暖房/冷房器具
- 着替え、歯ブラシ
- ウェットティッシュ
- 現金、免許証
まだまだありそうですが、このあたりで。
これをベースに、やりたいことに応じて追加があると思います。
薪を現地で割りたいならナタやナイフ、ノコギリなど。
音鳴らしてもいいところならウクレレとか。
カメラと三脚が必須というひともいるでしょう。
あとは料理の下準備を前日にやっておくと、当日がかなり楽になります。
肉をタレに漬けこんでおいたり、野菜を切っておいたり、
米を計って袋分けしておいたり。
あとは焼くだけ、みたいな感じにしておくと良いです。
前日に用意するなら、当日の買い物も不要になりますね。
いいことばかりです。
長くなったので今回はここまでにします。
次回やっとキャンプ場に出発です。
まとめ
今回の記事をまとめると、こんな感じです。
- 予約はしっかり、キャンセル時も連絡必須
- 準備7割、当日3割
またもや、まとめたら短くなってしまった。
続きはこちら。

それでは。