
キャンプ未経験者は大歓迎なのです。
こんにちは。
一生キャンプな生活を夢見る男、こんたろです。
キャンプ。
特にソロキャンプに興味があって、いつか始めようかと思っているあなたへ。
ぼくは最近のソロキャンプへの注目がじわじわと上がってきているのが嬉しい。
「なんかソロキャンプ流行ってるし、自分も始めようかな」って思ってくれる人がたくさんいるのが嬉しい。
場所は違っても、同じキャンプというフィールドで
同じように素晴らしい感動を体験する、そんなキャンプ仲間になれたらうれしい。
キャンプの楽しみは、分けたら減るんじゃないんです。
楽しみというのは、分けたら増えるんです。
だから、あなたがキャンプに興味を持ってこの記事を読んでくれることがうれしい。
この記事、ちょっと暑苦しいかもしれないけど許してね。
ぼくの話ばかりで申し訳ないのですが、キャンプを始める前は
「キャンプは装備を揃えたり、知識を蓄えたりしなきゃいけなくて大変だ、だから暇が出来たら考えよう」
という感じでした。
でも興味はあるから、ちょっと時間が空いたらテントや焚き火台を調べてみたり、動画を見てみたり。
楽にキャンプできる方法ないかなって調べてみたり。
この記事にたどり着いたあなたも、今まさにそんな感じなのでは?
ぼくがどこまでお手伝いできるかわかりませんが、
少しでもキャンプを始める後押しができたらうれしいです。
今回は【ソロキャンプの始め方】第一回ということで、
「道具の揃え方」、あと「始めるのはいつがいいか」についての説明をしていこうと思います。
おすすめの道具紹介ではありません、どうやってキャンプを始めていくかをお話しできたらいいなと。
装備について
キャンプ道具を装備とか言っちゃいますが
記事タイトルにもあるとおり、楽に、簡単に、最低限でいきましょう。
こういうことです。
【楽:普段の行動範囲内でけっこう揃います】
- 通販を利用する
- 100均を利用する
- スーパーやドラッグストアを利用する
- 家にあるものを利用する
【簡単:難しいことや大変なこと、苦労に繋がることはやらなくてオッケイ】
- ひとりで組み立てられるものを選ぶ
- 運搬手段を確保する
- 一般的なものを選ぶ
- 使い勝手の良いものを選ぶ
- できるだけ電気を利用する
- 車があると便利(無いなら無いなりの装備に)
- ややこしいことは後の楽しみにとっておく
【最低限:費用も容積も抑えよう!】
- Amazonは廉価品の宝庫、ぜひ利用する
- 昔キャンプやってたひとに譲ってもらう
- 収納がコンパクトになるものを選ぶ
- 値段もコンパクトだとなお良し(でもコンパクトなものほど高かったりする)
- 持ち運べる量を把握する
一言でまとめると、
最初はコスパのいいキャンプをおすすめします。
なんだかロマンの欠片もない話に聞こえますが、ちょっと考えてみてほしいんです。
最低限の装備でキャンプをすると、けっこう不便だと思いますよね。
実際そうで、やりたいことが出来ないし、ちょっとキツいし、もっと良い装備が欲しくなります。
でも、とりあえずキャンプ未経験から経験者にランクアップしてるじゃないですか。
最初のハードル超えたら、あとは好きな道具を買い足して、好きなときにキャンプを楽しめばいいんです。
始める前に悩むより、始めた後に悩むほうが、数倍楽しいですよ。
まず1回、とりあえず最低限装備でソロキャンプをやって、その楽しさを味わってください。
「もっとこういう道具が要るんだよなあ~」
って言いだしたら、もうキャンプにハマってますね。
でもとにかく最初はガマンしてコスパ!ですよ。
装備は楽に揃える

通販を利用する
あなたはネットでお買い物しますか?
Amazonとか楽天とか。
どちらも使ってないなら、これを機に試してみてもいいかもしれません。
お近くのお店でコスパの良いキャンプ用品が売っていれば、何も問題ないんですけど
実はAmazonや楽天(特にAmazon)には、あなたのお近くのお店には無い商品が、それはもう山のようにあります。
それは中国メーカーによる商品です。
抵抗ありますか?
さっきぼくは「最初はコスパ」、そう言いました。
そうですね、コスパの「パ」のほうですね。
安くても使い勝手が悪かったり、すぐ壊れたりしてたら逆にお金のムダです。
しかし安心してください、最近の中国生産品は、安くて品質もそれなりに良いです。
まあ、それなりですよ。
中国製で3千円のものが、例えば日本製の3万円のものを超えられるかというと
まあ難しいでしょうね。
でも日本製の1万円のものと同じくらいの品質だったら?
「それはコスパいいな」ってなりません?
コピー品と言われるものについて。
まあ褒められたものではないことは当然なのですが
キャンプ道具は比較的単純な作りの物が多く、類似品、コピー品が非常に多いです。
でもAmazonに売っている限り「とりあえず違法ではない」と割り切ってしまうのも
ひとつの考え方ではないかと、ぼくは思っています。
もちろん、これはぼくの考えですから
もしあなたの考えが違うのであれば、正規品(というとちょっと語弊があるけど)を買うほうが満足できますので、ぜひそうしてください。
Amazonで中国製のいわゆるコピー品を買う場合、いくつか注意点があります。
- レビューしている商品が、明らかに掲載商品と違うものは避けてください。
- レビューの点数はあまりあてにしないでください。
- レビューの内容をよく読んでください。特に低評価のレビューが参考になります。
のちほど、Amazonや楽天でおすすめの商品をピックアップした記事を出そうと思いますので、
「たくさんありすぎて、どれがいいかわからない」という場合は、おすすめ商品の記事が出るまでお待ちください。
100均を利用する
ダイソーとかセリアに代表される100円均一ショップ。
けっこうキャンプグッズが充実しています。
食器類、BBQ関連グッズ、ランタン、タッパ、ジップロック、少量の調味料、缶詰、調理器具
あたりが揃います。
ただ、単価が安いからといって数をたくさん買ってしまうと
総額で数千円かかってしまうので、ほどほどに。
具体的には、1回分、1~2食分だけを買うように意識しましょう。
足りなくてもキャンプが出来ないということはないので大丈夫です。
スーパーやドラッグストアを利用する
お近くのスーパー・ドラッグストアは心強い味方です。
行き慣れた店であれば、何が安いとか、なんとなく把握できますよね。
買うのは食材、万が一のときの救急グッズ、水、飲み物、タレなど。
キャンプのごはんは前日に仕込んでおくと、当日の作業時間と荷物が減って最高です。
安いお肉はタレに漬けておくとめっちゃ旨くなりますよ。
野菜は切らなくても、アルミホイルで包み焼きすれば芯までほくほくジューシーになります。
家にあるものを利用する
先に言っておけばよかった・・・
今更ですが、家にあるものは買わなくていいです。
割れ物以外は持ち出せます。
一例として挙げてみますが、全ての頭に「小さい」「軽い」「一人用」を付けて考えてください。
食事に関するもの:食器類、ナベ、フライパン、お玉、トング、タッパ、カセットコンロ、アルミホイル、食材、調味料
身に着けるもの:ブランケット、カイロ、タオル数枚、マフラー、手袋、帽子、ダウンジャケット、フリース、替えの下着
道具類:着火器具、歯ブラシ、髭剃り、延長電源タップ、セラミックヒーター、モバイルバッテリー、ごみ袋、かばん
などなど。
余計なお金を使わないのが最もコスパが良いです。
道具を買う前に、いちど家の中で使えそうなものがないか探してみてくださいね。
装備は簡単なものを選ぶ

ひとりで組み立てられるものを選ぶ
ソロキャンプなので、ひとりでどうにか出来るものを選んでください。
例えば長すぎるポール、広すぎるタープ、複雑なテント、重すぎる焚き火台などは避けましょう。
基本的に小さくて軽いものを選べばいいと思います。
しんどい思いをするのはコスパが悪いです。
テントはバランスの良い定番の形がありますので、それを選ぶと良いです。
詳しくは別の記事でお話しますが、ダブルウォールのドーム型、メッシュパネルがある1~2名用がおすすめ。
もしバイクでキャンプ場へ行くつもりなら、ツーリング用か登山用から選ぶといいでしょう。
運搬手段を確保する
キャンプ場へ行く手段はありますか?
キャンプ場周辺は交通の便が悪いところが多く、基本的に車かバイクがおすすめです。
交通手段によって荷物の運搬方法が大きく変わります。
自家用車:特に心配いりません。よほど特殊な車でなければ、ソロキャンプ用なら載せられると思います。ちなみにぼくはロードスター(オープン2シーター)で冬ソロキャンプに突撃します。石油ストーブも載ります。
バイク:かなりコンパクトに、かつ厳選してパッキングしないと運搬できません。荷台に縛り付ける格好になります。ツーリング用の装備を選びましょう。
公共機関:キャンプ場によっては公共機関でアクセスできるところもあります。ただ、大荷物で動くのは過酷なので、登山用品を参考にザック(リュック)にパッキングすると良いです。登山用品は高価格なことが多いので注意です。
また、キャンプ場によっては駐車場からサイト(テントを張る場所)までの距離が長いことがあります。
一時的にでも車を横付けできれば楽ですが、禁止されている場合に持ち運べるように、リュックやコンテナに荷物を積めておきましょう。
よく見るアウトドアワゴン(折りたたみのワゴン)は楽ではありますが、かさ張るのであまりおすすめしません。
一般的なものを選ぶ
キャンプ専用品は使い勝手や耐久性に優れていますが、最初はこだわらずに代用できるものは代用しましょう。
例えばテント用のグランドシート(地面とテントの間に敷くシート)はブルーシートで充分です。
青いのが嫌なら迷彩や黒もありますよ。#3000がおすすめ。
こういうのです。ユタカ #3000ODグリーンシート 1.8mx2.7m OGS02
それと調理器具ですね。
コッヘルとかクッカーと呼ばれるナベ・フライパンがありますが、これは家庭にあるもので充分というか、むしろ使い勝手が良いです。
コッヘル/クッカーのメリットはスタック収納でコンパクトになることなので、バイクのひとは選択肢に入ります。
あとは調理用の火器として、家でも使えるカセットコンロ(イワタニのカセットフーとか)がおすすめなのですが、あまりにも寒い時期だと、ガスが出ず使えませんので注意です。
キャンプ用のシングルバーナーは便利ですが、燃料であるOD缶があまり一般的ではなく高価なので、入手や残量管理に気を使うので最初はおすすめしません。
冬用を選ぶなら固形燃料を使うものですね、安くて小さくて便利です。
固形燃料は100均に売っています。
器具自体は一般的ではないので、参考に出しておきます。固形燃料ストーブ ポケットストーブ ウインドスクリーン 風除板 9枚付き ポットスタンド 五徳 収納袋付き セット
役目を果たしてくれるものであれば、一般的なもののほうが安いですし、キャンプから帰って家でも使えるのでコスパが良いということになります。
使い勝手の良いものを選ぶ
使い勝手の良い道具には、2種類あります。
簡単に使えるものと、複数の使い方ができるものです。
ひとつの機能に特化することで簡単に使えるようになっているもの、
あるいは多機能にすることでいろんな場面で使えるようになっているもの。
ぼくのおすすめは、多機能です。
理由は、買うものが減らせること、荷物が減ること、1アイテムで役立つ場面が増えること、つまりコスパが良いからです。
デメリットは別に無いと思いますが、特化型は尖った製品が多いので、趣味的には好みのものが多いかもしれませんね。
できるだけ電気を利用する
最初は、電気が使えるキャンプサイトを選んでください。
サイトによりますが10A(1kW)くらい使えるのであれば、冬はセラミックヒーターなどの暖房、夏は扇風機などの空調が使えますし、
モバイルバッテリーが無くてもスマホやカメラの充電ができます。
「電気を使わないのがキャンプだ」というひともいますけど、
最初は使ったほうが日常と離れすぎないので、楽にキャンプが出来て、結果楽しいと思います。
ちなみに電源使用料金は固定なので、使えば使うほどコスパが良くなります。
車があると便利(無いなら無いなりの装備を考える)
運搬についてはもう言いましたが、それ以外にも車はメリットがあります。
- キャンプ場に着いてから、足りないものを買い出しに行ける
- 車とタープを連結したキャンプスタイルが可能
- 車のシガーソケットから電気がとれる
- 雨宿りが出来る
- 悪天候時にキャンプ場から撤退できる
- 車中泊という選択肢がある
- 一番近い避難所になる
- キャンプ中に使わない荷物を積んだままにしておける
- キャンプ帰り、疲れたら仮眠できる
まだありそうですが、このへんで。
もし免許はあるけど車が無い、という場合はレンタカーがおすすめですよ。
ややこしいことは後の楽しみにとっておく
ブッシュクラフトやハンモック泊、スウェーデントーチ、ピザ作り・・・
やってみたいことはいっぱいあると思いますが、
最初は基本の活動だけに絞ったほうがいいです。
あれもこれも手を出すと、どれも中途半端で時間に追われることになります。
- テント、タープ設営
- 焚き火
- 簡単な料理
これだけで充分にキャンプです。
時間があまったら、ゆっくり焚き火を眺めましょう。
じんわりと心が暖まりますよ。
やりたいことは、2回目以降のキャンプにひとつずつ叶えていくといいでしょう。
まとめてやりきってしまうと「しばらくキャンプはいいかな」みたいになって勿体ないです。
装備は最低限に抑える

Amazonは廉価品の宝庫、ぜひ利用する
通販の項目で詳しく言ってしまいましたが、Amazonはほんとにおすすめです。
安くて使えるものがたくさんありますので、ぜひ探してみてください。
「キャンプ用品の定番商品を調べる→Amazonで似たような商品を探す」という流れが最初はいいかなと思います。
もし近隣のアウトドアショップに行く機会があれば、商品と価格をチェックして、Amazonにある似たような商品とどれくらい差があるのか確認してみるとおもしろいですよ。
逆に高い理由はなんだろう、と考えてみるのもいいですね。
キャンプに慣れたころ、その違いが自分の欲しい機能だったりするかもしれませんし、その場合は買いなおす理由になると思います。
昔キャンプやってたひとに譲ってもらう
1990年代に第一次キャンプブームがあり、2018年頃から第二次キャンプブームが到来していると言われています。
で、この第一次キャンプブームでキャンプ道具を揃え、ブーム下火になってからキャンプを辞めてしまったひとが多数いるようです。
あなたが若いひとなら、親世代が第一次を経験しているでしょうか。
実はひっそりと家の物置に装備が眠っているかもしれません。
とりあえず、周りのひとに「キャンプ始めてみようかと思ってるんだ」と言ってみるといいですよ。
なぜか昔キャンプやってたひとは、道具を譲りたがるのです。
もらえるものなら有難く頂戴しましょう。
いくら古くても、いい道具はずっと使えるものです。
収納がコンパクトになるものを選ぶ
特にバイクや公共機関で移動するひとは、コンパクト収納命です。
この場合、道具を揃える際に「荷物の容量と重さの上限」を考えておく必要があります。
もし上限を超えそうなら、軽くて小さいものに置き換えるか、装備そのものを減らすことを考えないといけないです。
登山用品であれば非常にコンパクトになるので、お金に余裕があれば検討してみてください。
テントや調理器具が、めちゃくちゃコンパクトになりますよ。
値段もコンパクトだとなお良し(でもコンパクトなものほど高かったりする)
登山用品は驚くほどコンパクトですが、逆に価格はとんでもなく高くなります。
Amazonで安い登山用品を探すのも手ですが、キャンプ用品ほどの低価格・高品質なものはあまり見られません。
メルカリなどで中古品を探して安く入手する、人に借りる/貰う、低価格で譲ってもらう、というのも手ですね。
持ち運べる量を把握する
たとえ車移動だとしても、サイト設営することを考えると荷物は少ないに越したことはありません。
荷物の積み降ろしを考えて、持ち運ぶ上限をざっくりと決めておくといいでしょう。
あなたの体力に応じてですが、だいたい2~5往復で荷物の持ち運びが完了するくらいがいいですね。
やるなら今がいい理由

装備はどうにか揃えられそうですか?
今回は「装備をどうやって、どんなふうに考えて準備するか」をメインにお話しましたが、具体的にどうやって選ぶかという話はしていません。
ですが、とりあえず「専門的なものは要らないんだな」「高いものを買わなくていいんだな」ということがわかってもらえたら、次へ進めると思います。
ということで次回からは具体的に選び方のお話をしていこうと思いますが、その前に。
この記事を読んでくれているのが冬なのか夏なのかわかりませんが、やる時期というのはキャンプをするうえであまり関係ないです。
冬なら冬の、夏なら夏の楽しみ方があるので、選ぶ道具が少し変わるかもしれませんが、それだけです。
まあ、さすがに真冬の凍り付いた山の中は避けた方がいいと思いますが、平地なら道中に遭難することもないです。
興味をもってこの「ソロキャンプの始め方」を読んでいただけたのであれば、始める時期は「今」がいいと思いますよ。
気持ちが熱いうちに始めるのが、いちばん楽しめるからです。
まとめ
・コスパ良く装備を揃える。
・キャンプ行きたい気持ちが熱くなってる今、始めてみよう。
それでは。