こんにちは。こんたろです。
直射日光を避ける、最も効果的なキャンプギアであるタープ。
今回はタープテントとスクリーンタープの解説です。
前回の記事を読んでいない人は、ぜひこちらからどうぞ。
あと、暑さよりも虫が嫌って人も多いので
こちらの記事も参考にしてください。
それでは本編です。
直射日光を避ける理由

前回解説した内容ですが、軽くおさらいです。
夏の暑さ対策で最も重要なことは
直射日光を避けることです。
同じ屋外でも、
日の当たり続けるところと日陰になっている場所では
地面に触ったときに熱いか冷たいか、くらいの温度差が生まれます。
ただ暑いだけでも熱中症のリスクがありますが、
日差しを受けると日射病のリスクもあります。
※どちらも危険です!
キャンプ場、特に日陰の少ないサイトでは
大きくて濃い日陰を作り出す「タープ」の有無が生命線になります。
キャノピー(ひさし)がついたテントでもいいけど、
タープの方が日陰が大きくておすすめ!
タープの種類

タープは大きく分けて3種類あります。
【タープの種類】
- 1枚布タイプ … 1枚の布をポールやロープで自在に形を変えて張る。
- タープテント … 足があり自立するタープ。運動会のアレ。
- スクリーンタープ … シェルターに似た形。四方をメッシュで囲われていて、虫の侵入を防ぐことができる。
1枚布タイプ

写真:DD HAMMOCKS JAPAN/DD Tarp 3×3 – PRO
タープテント

写真:Coleman Online Shop/パーティーシェードDX/300+
スクリーンタープ

それぞれに特徴がありますが、ソロキャンプでは1枚布タイプを使用することが多いです。
1枚布タイプについては下の記事で解説しています。
今回はタープテントとスクリーンタープについて解説します。
どちらかというと、ファミリーやグループなど大人数向けのタープですが、
もちろんソロで使うこともOKです。
ただしソロでの設営は、製品によっては大変かもしれません。
タープテント

4本足で屋根がついている、自立するタープです。
よく運動会の放送席や公民館の屋外バザーなどで目にする形状ですね。
その中でもポールとフレームが一体になっていて
広げるだけで設営ができるものを
ワンタッチタープなどと呼びます。
入手しやすいタープテントのほとんどがワンタッチなので、
タープテント=ワンタッチタープ
と考えても差し支えありません。
特長はとにかく簡単に、早く設営できることです。
フレームを広げて足を延ばせば、とりあえず自立します。
立たせるまで約1分、ペグ打ちをしても5分程度で設営できます。
難点は収納サイズが大きいことと、15kgにもなる重さです。
さらに、風に非常に弱いです。
どうしても風を受ける面積が大きく、また受けやすい形状なので
ちょっとした風で倒壊する場合があります。
実際のキャンプでは、大人数のファミリーやグループが使っているのを見かけます。
BBQやデイキャンプ用のタープ、というイメージも強いですね。
ソロキャンプの場合でも1枚布タイプのタープを張るのが面倒・苦手なら
タープテントという選択も良いでしょう。
大きくて重く、風に弱いのが難点ですが、
誰でも同じように設営できて、しかも設営時間が非常に短いという
大きなメリットもあるタイプです。
設営方法
ワンタッチタープはただ広げるだけで設営できてしまいます。
とはいえ、風で飛ばされないように
ペグダウンはしておいたほうが良いです。
動画でも触れられていますが、
基本的に設営は2名以上でやるようにと
メーカーから推奨されています。
たしかに2名でやればささっと設営できてしまいますね。
幕のセットまで含めてなんと1分。
ソロでも設営できますが、ちょっとだけ大変。
ソロでやるとこんな感じに。
何度もフレームを伸ばすために移動しています。
1か所ペグダウンするか何かにひっかけたりすれば
もう少し簡単にフレームを伸ばせそうですね。
例えばこんな感じで。
ソロでの設営から撤収まで。
多少手間取ったとしても
他の種類のタープよりは格段に早く、しかも簡単に設営出来ています。
難しいコツのようなものもありませんし、
取扱説明書をしっかり読んで
その通りにやるだけです。
次はワンタッチではない、
組み立て式のタープテントの一例。
「フレームを広げる」という動作が無い代わりに、
フレームを組み立てる必要があります。
設営だけを考えた場合、
ソロはどちらが良いかは微妙なところ。
2人以上の場合はワンタッチの方が簡単で早いですね。
形状
タープテントは基本的にどれも同じ形状(違うのはコールマンのパーティシェードくらい)なので、
ここではアレンジについて解説します。
1枚布タイプのタープではいろんなアレンジがあるという紹介をしました。
タープテントの場合はどうかというと、
まず屋根部分は完全に固定です。
フレームは足の長さが3段階くらいで調整できるタイプが多いですが、
基本的には最長で使うようです。
製品によってはサイドシートを追加することが出来ます。

このサイドシートというものはとても便利で、
朝や夕方など横方向からの日差しが強い時間帯に合わせて
日差しを遮ることが出来るようになります。
FIELDOORのワンタッチタープのアレンジ例
写真:https://www.youtube.com/watch?v=WdYFi_TslSE
ワンタッチタープ代表:FIELDOOR選手。
動画で紹介されているアレンジをひとつずつ解説していきます。
サイドシート1枚

写真:https://www.youtube.com/watch?v=WdYFi_TslSE
横方向からの日差しをカットします。
太陽の位置が低い時間帯に特に有効です。
また、他からの視線をカットする効果もあるので
開放感がありすぎて困っているとき、
少しプライバシーを守りたい場合に役立ちます。
風がある場合は風上に設置することで
物が飛んだり火が消えたり、ということを防げます。

写真:https://www.youtube.com/watch?v=WdYFi_TslSE
足に固定せず、地面にロープを伸ばして固定するアレンジも。
風の通りが良くなるので、夏はこちらの方がおすすめです。
サイドシート2枚

写真:https://www.youtube.com/watch?v=WdYFi_TslSE
1枚ではうまく日差しの角度と合わない場合、
2枚使うと確実です。
ただし2枚使うとかなり風を受けやすくなるので
タープが飛ばされないようにしっかりペグを打ってください。
画像では2枚とも足に固定していますが、
できればロープで引っ張って地面に固定すると
風の通りが良くなって、涼しさや耐風性がアップします。
サイドシート4枚

シェルターのように全面をフルクローズするアレンジ。
1面だけエントランスサイドシート(出入り口)を使用します。
なんかあれですね、侍大将が待機してそうな感じ。
これは日差しのカット、視線のカットとしては最高ですが
出入口から風が吹き込むと簡単に飛ばされる可能性があるのと、
風の逃げ場が無いのでひたすら蒸し暑くなります。
「夏の締め切った車内」くらいの感じ、と考えてもらえば想像しやすいでしょうか。
ということで夏の日中には全くおすすめできないアレンジです。
春や秋の涼しい時期向け。
メッシュシート4枚

蚊帳スタイル。
全面メッシュで虫の侵入を防ぎます。
しかし、風の通りは意外と悪いですね。
メッシュ自体熱くなるので、
中は相当蒸し暑くなってしまいます。
暑さと虫、どちらを優先で対処するか悩ましいところですね。
もしこのアレンジを採用するなら、
なにかしらの冷房を考えたほうが良いでしょう。
サイドシート2枚+メッシュシート2枚

フルクローズと蚊帳の中間。
フルクローズよりは風の通りが良くなるので、
視線を遮りつつ風通しを改善、さらに虫からも守れるスタイル。
実際には相当蒸し暑いとは思いますが…。
今回引用したFIELDOORの製品の場合、
ファスナーで簡単に着け外しが可能で
幕の種類もメッシュやブラック、半分サイズなど多様。
非常にアレンジ性が高い仕様です。
(オプションなので費用は余計にかかりますが…)
ただし、あくまでもタープなので
テントやシェルターのような高機能は期待しないほうが良いです。
リビングに必要な機能の範囲で考えましょう。
コールマンのパーティーシェードのアレンジ例
独自路線を行くのはコールマンのパーティーシェード。
アレンジはワンタッチと同じくサイドシート(コールマンの場合はサイドウォールと呼ぶ)ですが
メッシュは無いようです。
動画では2枚設置しています。
これで充分というか、
3枚あるとさすがに風が入らず暑いので
1~2枚が良いですね。
素材・コーティング
素材は1枚布タイプと同様、ポリエステルが主流ですが
一部にコットン/ポリコットン、ナイロンがあります。
ポリエステルは安価ですが、火の粉に弱いという弱点があります。
タープ下でBBQや焚き火をやるつもりなら、火事に注意が必要です。
(というかメーカー的には禁止している場合がほとんどです)
コットン/ポリコットンは高価、かさばる、重いという欠点はありますが、
火の粉に強く、日差しを和らげ、風合いが涼し気で夏キャンプによく合います。
ナイロンは軽いですが、火の粉には弱く、少し高価です。
コーティングに関しても、
1枚布タイプと同様ですね。
ポリエステルにはPUコーティング&UVカット・シルバーコーティングが主流です。
ポリコットンは特にコーティングなし、あっても撥水加工くらいです。
ナイロンはシリコンコーティングが主流です。
素材やコーティングは下の記事で詳しく解説していますので
ぜひご参考に。
おすすめは
「ポリエステル素材+PUコーティング・UVカット・シルバーコーティング(または遮光PUコーティング)」
です。
コスパが良く、広い範囲の日差しをしっかりと遮ってくれます。
製品の種類も多いので、目的に応じたサイズやフレームなどを選択することができます。
ちなみに。
フレームはスチールかアルミがほとんどです。
スチールは重いけど頑丈、アルミは軽いけどあまり頑丈ではありません。
ただし製品としての頑丈さはフレームの組み方次第ですので、
製品レビューなどをしっかり確認してから購入したほうが良いです。
そしてタープテントの弱点は「風」です。
重いほうが風への抵抗が望めますので、
素材だけでみればスチールのほうがおすすめです。
タープテントのまとめ
設営が簡単スピーディ。
長所はこれに尽きますね。
オプションを追加すれば
後述のスクリーンタープと同等の機能を持たせることも可能。
ただし強度面では若干不安があり、
サイズと重量がとても大きいという難点もあります。
現地に到着してから日陰を作るまでを
最速で達成できるのがタープテントの強みです。
サイズや重さを許容できるなら、ぜひお試しを。
今回の記事の最後に、おすすめの製品をいくつか紹介しています。
ぜひ最後まで見ていってください。
スクリーンタープ

4面ともメッシュパネルが備わった、大型リビング。
製品によってはフルクローズも可能です。
ワンタッチのものと、ポールによって組み立てるものがあります。
一応自立するものの、ペグは必須です。
高い強度を保ち、風を受け流す形状なので
タープテントよりは耐えられます。
テントとリビングが繋がった2ルームテントというものがありますが、
そのリビング部分だけを切り取ったものがスクリーンタープです。
そのため、テントと接続できるタイプが多いのも特徴です。
全面メッシュになるので、虫の侵入を防ぎながら
中でくつろぐことが出来ます。
風通しはそれほど良くはありませんが、
フルクローズよりは随分マシになります。
また、フルクローズできる製品であれば
寒い時期にも使えますので
長い期間使えるという点でコスパが良いです。
頭上が少し狭くなる形状のため、
日影の範囲はそれほど広くはありません。
ですが、日差しの方向のみクローズにするなどのアレンジが可能なので
いろんなシチュエーションに対応できるのが強みです。
シェルターとしてテント代わりに使うことも出来ます。
難点はいくつかありますが、
とりあえず高額です。
タープの中ではかなり高価な部類に入ります。
設営については簡単なワンタッチ式も存在しますが、
大半がポールを差して組み立てるタイプですので
手間はそれなりにかかります。
収納時のサイズと重さは
タープテントと同等か、それ以上。
幕は一体物なので、
もし濡らしてしまったら乾燥させるのは大変です。
テントと同程度、と考えてください。
高スペックで高い汎用性・対候性を持つものの、難点も多い。
そんなタープが「スクリーンタープ」です。
設営方法
コールマンのタフスクリーンタープの設営を例にします。
この製品は特にソロでの設営をやりやすくするように設計されています。
なので、動画のとおりソロでも簡単に設営出来ます。
もしコールマンのテントをお持ちならイメージしやすいと思いますが
スリーブにポールを差し込み、クリップを差し込んで固定。
最後は天井を持ち上げながらポールを押し込む。
ロープをセットしてペグ打ちすれば完成です。
慣れれば10~15分ほどで設営できるかと思います。
次はちょっと違うタイプのスクリーンタープですが、ソロの設営のご参考に。
多少手間取ったものの、10分ほどで自立。
18分でペグ打ちまで完了です。
こんなに手間をかけたくない、という場合は
ワンタッチのスクリーンタープもあります。
残念ながら強度に不安のある製品ばかり目に付きますが、
風の弱い日を狙ってキャンプするなら充分使えると思います。
ちなみに通常タイプの撤収は下の動画のような感じ。
二人作業を推奨です。
ソロでやるとこんな感じに。
この人はとても上手にたたみますね。
大きなクリップを使ったり、ペグを残して活用したり
風向きを利用したりと見習うべき点がたくさんです。
立てるのは割と簡単なのですが、
撤収にコツがいる、という感じですね。
ワンタッチの方は先ほどの動画で少しだけ映りましたが
通常タイプよりは簡単というか
けっこう雑に収納袋に詰めているようです。
形状

スクリーンタープは写真のような形状をしています。
背を高くしたテントのような感じですね。
天井と四方の壁が繋がっていて、壁は床まで伸びています。
「スカート」と呼ばれる裾があるものもあります。
一般的に床はありません。
テンションをかけるために足元にベルトを張っています。
天井は床よりも小さくなっていて、
壁は垂直よりも内側に傾いています。
そのため、日陰の面積は
タープテントよりも少し小さくなります。
壁は四方ともメッシュパネルになっています。
製品によってはクローズパネルも備えたものがあります。
メッシュパネルを開くとタープテントのような開放感が出ます。
虫が思ったよりも出ないようであれば、
思い切って開放するのも良いですね。
パネルの数は4面のタイプが多いですが、
一部の製品では5面や6面、大型のものでは8面などもあります。
ちなみに8面はこんな感じの形状。

同じスクリーンタープ同士で連結したり、
テントと接続したりと
スクリーンタープはとにかく繋がるのが大好きなようですね。
形状がテントに近いから出来ることです。
2ルームテントとスクリーンタープの接続例。
超巨大リビング&寝室が完成します。
形状の話に戻りますが
天井がドーム形状になっていますので
タープテントよりは風や雨に強いです。
しかし背が高い分、
テントより風の影響を受けやすいので
過信は禁物です。
広い空間を利用して、
テント代わりに使う場面も多くあります。
その場合は、寝床としてコットを使うことが多いようです。
寝床を地面から浮かせてしまうわけですね。
広々とした空間で、虫をあまり気にせず
ゆっくりくつろげます。
素材・コーティング
素材は1枚布タイプやテープテントと同様です。
ポリエステル+PUコーティングが主流ですが、
最近はUVカットやシルバーコーティング、
遮光コーティングなどの機能が備わっているものが多いです。
こちらでも詳しく解説しています。
スクリーンタープは風通しがそれほど良くはないので、
遮光性の高い素材と色を選ぶことをおすすめします。
色の濃いポリコットンか、
遮光機能のついたポリエステル。
夏に使うなら、このどちらかになると思います。
スクリーンタープのまとめ
高性能、高機能、高価格、高重量。
たくさん「高」がつくタープです。
テントとの連結を視野に入れるなら、
スクリーンタープがおすすめです。
逆におすすめできないのは、
既に2ルームテントを使っている、という場合です。
確かに連結はできますが、
非常に大型化するので、キャンプサイトに収まらないというケースも。
あとは、暑さより虫が嫌だという人は
スクリーンタープが合うと思います。
小さい子供を害虫から守る、という場合にも。
ただし、しっかり遮光するタイプ、風が通るものを選ばないと
暑さでやられてしまいますので要注意です。
テントを持たずにスクリーンタープだけでキャンプ、
という方法もとれますが…あまりおすすめはしません。
あくまでもリビングですからね。
風に煽られて倒壊する可能性もありますし。
寝室は背の低いテントを用意したほうが安心です。
テントにトラブルが起こってしまった場合の緊急策、
という場合はもちろんOKです。
いずれにしても価格は高めのものが多いので
タープテント・スクリーンタープを選ぶ際には
自分のやりたいキャンプのスタイルにマッチするか
幅広い用途に使えるかどうか
を比較して検討すると良いでしょう。
まとめ & おすすめタープ紹介
タープテントとスクリーンタープ。
それと前回解説した1枚布タイプのタープ。
どれも日陰を作るという目的は果たせますが
手間やサイズ、素材、価格、虫除けなど他の機能、などなど
選ぶポイントが盛りだくさんです。
どのタイプが良いかは、用途と予算によります。
用途はこれまで解説した中で判断いただくとして、
手が届く範囲の価格のもので、どういった製品があるか。
タープ導入の参考にしてもらえるように
いくつかおすすめの製品をご紹介します。
FIELDOOR ワンタッチタープ
タイプ : タープテント(ワンタッチタープ)
組み立てサイズ : 3.0×3.0x1.76/2.48/2.56m
収納サイズ : 22x22x114cm
重量 : 14kg
材質 : フレーム/スチール 生地/ポリエステル+シルバーコーティング
耐水圧 : 2,000mm以上
付属品 : ロープ、ペグ、専用サイドシート1枚、専用収納ケース、取扱説明書
【おすすめポイント】
- スチールフレームなので安定している。
- シルバーコーティングでしっかり遮光。
- 天井にベンチレーションあり。
- 高い耐水圧。
- サイドシートが1枚付属するので活用の幅が広い。
- 多人数でも広々使えるサイズ感。
- サイズ展開、カラー展開、オプションの品ぞろえが豊富。
- お手頃な価格設定。
- 高評価が多い。
強度に若干不安があるものの、
機能面は必要充分。
特に耐水圧はテント並みに高い。
高い性能にお手頃価格でコスパが良い。
トータルバランスが非常に良い、優等生な製品。
シチュエーションをあまり選ばないので、
比較検討の基準としても最適。
BUNDOK(バンドック) ワンアクションタープ コンパクト
タイプ : タープテント(ワンタッチタープ)
組み立てサイズ : 1.8×1.8×1.03/1.56/2.05m
収納サイズ : 17x17x73cm
重量 : 8.6kg
材質 : フレーム/スチール 生地/ポリエステル
耐水圧 : 800mm
付属品 : ロープ、ペグ、収納ケース
【おすすめポイント】
- スチールフレームなので安定している。
- シルバーコーティングでしっかり遮光。
- 「ワンアクションシステム」でソロでも簡単設営。
- ソロで使いやすいコンパクトなサイズ感。
- お手頃な価格設定。
- 高評価が多い。
ソロで使うならこれくらいのサイズ感がちょうど良い。
耐水性には不安があるので、
雨天時はブルーシートを活用するなど工夫は必要。
ワンアクションシステムは設営が少し楽になるかも?程度。
わざわざこのシステムのために選ぶほどでは無いけど、あると便利。
ワンタッチタープの中では小さく軽いので、持ち運びが楽。
バンドックは良い仕事をする印象があるので個人的に好きなメーカー。
ただし、こういったギミック系は強度に不安があるので
万が一倒壊しても大丈夫なように代替品を用意しておくと良い。
DOD TCワンタッチタープ L
タイプ : タープテント(ワンタッチタープ)
組み立てサイズ : 3.0×3.0x1.7/2.45/2.55m
収納サイズ : 25x25x124cm
重量 : 17.6kg
材質 : フレーム/スチール 生地/ポリコットン
耐水圧 : 350mm
付属品 : ロープ、ペグ、収納ケース
【おすすめポイント】
- スチールフレームなので安定している。
- ポリコットン素材なので遮光しつつ風合いが良い。
- 焚き火やBBQでも燃えにくい。
- 大人数でも広々使えるサイズ感。
- サイズはM/L、カラーはカーキ/タンから選べる。
- 高評価が多い。
数少ないポリコットンのワンタッチタープ。
カラーはカーキかタンを選択できる。
カーキは軍幕のような雰囲気が出せる。
タンは涼し気で、季節を問わず爽やか。
自然に馴染むポリコットンは、
スペック以上にキャンプしている感を満たしてくれる。
FIELDOORにもう少し低価格のポリコットンがあるので
色の感じやサイズ感などで選ぶと良い。
Quictent ワンタッチタープ サイドシートセット
タイプ : タープテント(ワンタッチタープ)
組み立てサイズ : 3.0×3.0x2.04/2.5/2.6m
収納サイズ : 21x19x120cm
重量 : 17kg
材質 : フレーム/ステンレススチール 生地/不明
耐水圧 : 不明
付属品 : サイドシート(メッシュ)4枚、他不明
【おすすめポイント】
- 太い(らしい)ステンレススチールフレーム。
- 大型ボタンによるストッパー。
- 大人数でも広々使えるサイズ感。
- メッシュのサイドシートが4面分付属。
- 安い。
随所にチープさを感じる。
3mサイズで蚊帳付き、異常なほどの安い価格。
レビューも0件。
写真ではそれなりに使えそうではある。
とにかく広い蚊帳さえあればいい、という人は
ぜひ人身御供となってレビューをしてほしい。
製品としては全くおすすめできないけど、
怖いものみたさで気になる逸品。
山善 キャンパーズコレクション スクリーンハウス
タイプ : スクリーンタープ
組み立てサイズ : 3.0×3.0x2.05m
収納サイズ : 18x18x61cm
重量 : 6.0kg
材質 : フレーム/不明 生地/不明(おそらくポリエステル)+UVコーティング
耐水圧 : 1,000mm
付属品 : 日差し避け1枚
【おすすめポイント】
- 安い。
- UVコーティングで日焼け防止。
- 多人数でも広々使えるサイズ感。
- 高評価が多い。
なんとフルクローズ不可。
晴れの日専用のタープ。
しっかり天気を見てキャンプするのであれば
使いようはある。
UVカット加工が施されているが、
遮光性能はあまり高くない。
多少暑くてもいいから安くて広い蚊帳がほしい、
という人におすすめ。
レビューでは意外としっかり使えているようで、
用途に合えばコスパが良いと言える。
このサイズにしてはかなり軽いけど
壊れたというレビューは少ない。
Coleman タスクスクリーンタープ400+

タイプ : スクリーンタープ
組み立てサイズ : 4.0×3.6×2.1m
収納サイズ : 30x30x76cm
重量 : 12kg
材質 : フレーム/アルミ合金 生地/ポリエステル+遮光PUコーティング、UVPRO、PU防水、シームシール
耐水圧 : 2,000mm
付属品 : ペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース
【おすすめポイント】
- ダークルームテクノロジーによる高い遮光性。
- 多人数でも広々使えるサイズ感。
- 他にはあまり見ないカラー。
- 通気性と雨除け・日差し避けを両立するエアーコントロールウィンドウ。
- 1人でも設営可能なアシスト機能
- 強風でもびくともしないアルミ合金製メインポール
- テントとの連結が容易なジョイントフラップ付き。
- 前面パネルをキャノピーとして使用可能。(ポールは別売り)
- ドアとファスナーが連動。
高機能な製品。
コールマンのダークルームテクノロジー搭載スクリーンタープ。
正直、このダークルームテクノロジーはすごい。
光が全然入ってこない。
幕自体は多少熱を持つが、
スクリーンタープならメッシュで通気性が良いので熱が籠らない。
真夏のスクリーンタープに最適。
様々な工夫・アイデアが詰まっており
道具そのものが好き、という人にもおすすめ。
色味が独特なので、できれば実物を見てから購入を決めたほうがよい。
製品としては非常に優れているが、決して安い買い物ではない。
PUコーティングにも寿命があるので、
長期的に見たコスパとしては判断が難しいところ。
snow peak カヤード
タイプ : スクリーンタープ
組み立てサイズ : 6.8×4.9×2.1m
収納サイズ : 23x27x76cm
重量 : 11.5kg
材質 : ポール/スチール 生地/ポリエステル+遮光PUコーティング、テフロン撥水加工、UVカット加工
耐水圧 : 天井3,000mm、ウォール/スカート1,000mm
付属品 : ペグ、ロープ、収納ケース
【おすすめポイント】
- 遮光PUコーティングによる高い遮光性。
- 多人数でも広々使えるサイズ感。
- スノーピークというブランド力。
- 6面形状。
- 全面巻き上げ可能なパネル。
- ドアとファスナーが連動。
廃番のため現在在庫がある分で販売終了の品。
1枚布タイプのタープと似た設営で、ポールが2本立つ。
ポールが少し邪魔になるかもしれない。
また、メッシュパネルのみのため
晴れの日にしか使用できない。
※クローズパネルがオプションであるようなのだが、見つけられなかった
これをおすすめする理由は、壊れる部品が少ないから。
メインポール2本で立つので、フレーム破損に怯えなくて良い。
価格もそこまで高額ではないので、
もし用途に合致するなら狙い目だろう。
最後に
直射日光を防ぐキャンプギア、タープの解説でした。
真夏のキャンプは暑さと虫でかなり厳しいですが、
ぜひ最適なキャンプギアを選んで
楽しさが溢れるようなキャンプ体験をしてくださいね。
ではまた。
[…] […]