キャンプ徹底解説

【キャンプ徹底解説】夏キャンプの大敵、『暑さ』を乗り切ろう!暑さ対策に必須のタープを徹底解説①【1枚布タイプ】

更新日:

 

こんにちは。こんたろです。

 

梅雨の間は思うようにキャンプが出来ず我慢の日々ですが

梅雨が明ければ、本格的なキャンプシーズンである夏が到来します。

 

一般的には夏がキャンプのシーズンと言われます。

しかしエアコンに慣れ切った現代人のぼくたちにとっては

炎天下のキャンプはまぁまぁの地獄です。

せっかくの楽しいキャンプですから

ひたすら暑いだけの苦しい思いをしなくてもいいように、

効果的に暑さを防いで涼しくすごす方法

いろいろ考えてみましょう。

 

大丈夫です、しっかり準備さえすれば

暑さを乗り切ることは可能です!

(でなければ誰も夏キャンプしていないですよね!)

 

今回は直射日光を避けるため「タープ」で日陰を作る

その中でも「1枚布タイプ」のタープについて解説します。

 

直射日光を避ける理由

暑さ対策で最も最初にやるべきことは、

直射日光を避けることです。

 

例えば東屋(あずまや)のある公園や、ビル脇の道路など。

日の当たっている地面は非常に熱いですが、

日陰の地面は意外なほどひんやりしています。

同じ空間なのに、ですよ。

 

あとは車を持っている方であれば

夏はフロントガラスのところに

銀色のサンシェードを置きますよね。

あれを置くだけで、車内温度は相当上がりにくくなります。

 

もっと身近なところでは、「家」もそうですね。

窓から直射日光が入る部屋は異常なほど暑くなる。

ということを、経験的に知っている人も多いのでは。

 

こういった記事もあります。

日経クロステック|夏の直射日光はご法度

直射日光は、こたつ1台分の熱量になる。

夏の暑い日に冷房も無しでこたつを使ったりしたら

普通に危険ですね。

でもキャンプで日差しを遮る対策をしなければ、

それと同じくらいのことになる、ということです。

 

キャンプという冷房の乏しい環境では、とにかく

「直射日光」を避けることが暑さ対策の大前提

となります。

 

そのために用いる定番のキャンプギアが「タープ」です。

 

タープの種類

林間サイトであれば大きな木の下など

影の多い場所を選ぶことが出来るかもしれませんが

大抵のキャンプ場は日差しを遮るものがほとんど無い=日影が無い

ということが多いかと思います。

 

無いものは作ればよいのでありまして。

大きな日影を作るキャンプギアの定番、

「タープ」を活用しましょう。

 

タープは大きく分けて3種類あります。

 

【タープの種類】

  • 1枚布タイプ    1枚の布をポールやロープで自在に形を変えて張る。
  • タープテント     足があり自立するタープ。
  • スクリーンタープ  四方をメッシュで囲われていて、虫の侵入も防げる。

 

1枚布タイプ

写真:DD HAMMOCKS JAPAN/DD Tarp 3x3 - PRO

 

タープテント

写真:Coleman Online Shop/パーティーシェードDX/300+

 

スクリーンタープ

写真:snow peak/カヤード

 

それぞれに特徴がありますが、ソロキャンプでは1枚布タイプを使用することが多いです。

軽量コンパクト、設営のしやすさ、サイズ感、サイトデザイン、といったところがソロキャンプにマッチします。

 

タープテント(シェード)とスクリーンタープは、

メーカーによって呼び方が違っていたりして明確な区別はありません。

当記事では自立して屋根があるもの(壁がないもの)をタープテントとし、

四方をメッシュパネルで囲ったものをスクリーンタープとします。

どちらも大型なものが多く、ソロというよりはファミリー・グループ向けです。

 

もちろん用途を限定しているわけではないので、

ソロでも虫が嫌ならスクリーンタープが良いでしょうし、

グループでも大きなタープ1枚で対応することも可能です。

 

最終的には「気に入ったもの」を選択すれば良いでしょう。

 

今回の記事では「1枚布タイプ」のタープについて解説します。

他のタイプについては次回。

 

1枚布タイプのタープ

写真:tent-Mark DESIGNS/ムササビウイング13ft.TC”焚き火”バージョン

ソロキャンプに限らず、キャンパーが「タープ」といったらこれを指すくらいの定番タイプです。

1枚の布を、ポールとロープ・ペグを駆使して自在の形に張り、日陰を生み出します。

 

このタイプであれば、タープの日陰の中にテントを設置することも可能です。

日中に日差しを浴び続けたテントは夜になっても熱が逃げにくいので、とても寝苦しくなります。

それを防ぐために、テントをタープの日陰の中に入れることをおすすめします。

 

テントのサイズによってはタープの日陰に入れにくいこともあると思いますが

タープの張り方(アレンジ)次第で様々な日陰を作ることができますので

ぜひタープの張り方を学んで、貴重な日陰を活用してください。

 

設営方法

◇ソロでも出来るヘキサタープの張り方

1枚布タイプの王道、ヘキサタープ(六角形タープ)の張り方です。

めちゃくちゃわかりやすい動画です。

基本の張り方はこれで完璧。

何度も見直して、流れをしっかり覚えましょう。

 

ひとりでタープを立てるのは、かなり戸惑うこともあります。

手順もそうですが、全然ピンと張れなかったり、風で飛ばされてしまったり。

動画で紹介されているペグの位置の見当のつけ方などは

経験者にも参考になりますので、ぜひご視聴ください。

 

◇テントをタープ下に入れる

タープ(動画ではヘキサタープ)の下にテントを入れる方法6種。

テントに日差しを当てないようにしつつ、

居住空間(リビング)も日陰を確保するのがベスト。

張った後、日が傾く方向も考えて設営します。

 

動画ではティピーテントを入れていますが

ドームテントでも同じように設営できます。

 

他の形のタープでも、様々な設営方法があります。

ぜひ検索してみてください。

 

形状

1枚布、といっても形状は様々なものが販売されています。

おおまかにまとめると、下の表のようになります。

同程度の大きさで比べてみた、ざっくりしたイメージです。

「×」はありません。その程度の差と思っていただければ。

もし大きな日陰が欲しければ、サイズを大きくすれば良いだけのことです。

 

◇ヘキサ(六角形)

現在キャンプで主流となっているのはヘキサタープです。

販売されている製品の数も、ヘキサが一番多いように感じます。

 

角が多いので、幕の大きさの割には

レクタと比べて日陰を活用できる面積が小さくなる、

ということが多いです。

あくまでもレクタと比べて、ですし

アレンジによっても全然違いますので

ヘキサ単体ではそれを意識することも無いでしょう。

 

必要なロープ・ペグの数が多いので

設営の手間はかかります。

代わりに、アレンジ性と耐久性(耐風性)は高くなります。

 

ヘキサが主流になっているのは、デザイン性の高さも理由のひとつ。

きれいに張ったときに、とても美しいデザインになります。

特にソロキャンパーは自己満足を求めがちなので、ヘキサを選ぶ人が多いのは納得です。

 

また、テントと接続する「小川張り」が可能ということも

ヘキサが流行っている理由になるかもしれません。

※ヘキサでなければ小川張りが出来ないというわけではありませんが、

一般的にはヘキサでやるもの、と認識されているように感じます。

 

ちなみに。

ぼくが愛用しているタープもヘキサです。

DODのヘーキサタープ(オールライトタープ)。ネーミングが秀逸。

写真:こんたろ 

テント側(画像の奥側)のポールを少し短めにしてウィングっぽく見せるスタイル。

更に手前側にサブポールを追加して、開放感をアップしてみようかと検討中です。

このタープのサイズは420cm×420cmです。

ぼくはソロにしては荷物が多いほうですが

これくらいのサイズがあれば、テントもリビングも日陰に収まります。

 

それから、たたみ方も紹介しておきます。

これはコールマンの公式動画です。

メーカーによって推奨の手順は異なりますが

地面に置いてから決まった手順でたたむ、というところは共通しています。

たとえ二人がかりでも、地面に置かないときれいにたためません。

 

個人的には、ここがヘキサの最大の弱点だと思っています。

地面に置くと泥や枯れ葉などで汚れるので、嫌なんです。

ほんと個人的な感想ですけどね。

 

◇レクタ(長方形)、スクエア(正方形)

レクタとスクエアはほとんど変わらないというか

正方形でもレクタと呼ばれることがありますので、まとめて紹介します。

実際に両方を使った方の意見は参考になるかと思います。

 

動画で紹介されている3mサイズであれば、

ロープの数が少なくても良いので

設営が比較的早く出来ます。

とはいえ3mサイズでは実用可能なアレンジが限られますので、

あなたのキャンプスタイルに合うかどうか、を判断基準にしてください。

 

ぼくが使用しているヘーキサタープは4.2mでしたが

同じ4.2mサイズであれば、レクタの方が日陰の面積は大きく出来ます。

同じサイズでも、レクタのほうが布面積が大きいからです。

※ヘキサの方が面積が小さいとも言えます

 

また、同じようなサイズのレクタでも、ハトメが多い製品があります。

これはアレンジ性が高くなるということ。

こちらの動画が参考になります。

動画タイトルは長方形と正方形の比較ですが、

実際はハトメが多い製品との比較です。

ハトメが多ければレクタでもアレンジ性が高いことがわかります。

 

上の動画では、形状とは関係ないですが

シルバーコーティングについても話題にあげています。

濃い影を作る、という点で注目したいポイントなので

のちほど解説します。

 

それともうひとつ特徴が。

撤収の時に簡単に畳めるという魅力があります。

形状が分かりやすいので、抱えたままでも畳むことができます。

これはDDタープという、ハンモックで有名なメーカーが作ったタープです。

恐ろしいほどコンパクトに収納できます。

最初、木の枝にハトメを引っかけていますが

手に持ったままでも可能です。

 

ヘキサは角を折り込みながら畳むため、地面に広げてから一か所ずつ畳む方法が一般的。

レクタが持ったままでも畳めるというのは、とても大きな差です。

なぜかギア紹介などで撤収については省略されることが多いのですが

一番面倒なのは撤収の時なので、ここが楽に出来るというのは好ポイントですよ。

 

注意点としてレクタは面積が大きいぶん、風を受けやすいので

強風時はヘキサよりも飛ばされる可能性が高くなります。

ただそれも設営アレンジ次第ですので、強風の気配があるときは

うまく風を逃がすようにアレンジしてみてください。

 

◇ウィング(ひし形)

ウィングはヘキサの変形版です。

なので、基本的にはヘキサと同じです。

違いは手前側を反り上げたようなデザイン。

このデザインを強調するために、奥側を非常に低くすることが多いです。

上の動画で1回目の完成スタイルがそれですね。

 

短くても良いので、後方にもポールを入れてやれば

テントを入れるだけの空間が確保できます。

上の動画の2回目完成版のスタイルです。

夏はこちらのほうが、幕と自身の距離が離れるので

幕の持つ熱を感じにくくなり、さらに風も通りやすいのでおすすめ。

 

低いウィングに蚊帳(インナーメッシュテント)だけで泊まる人もいますので

ソロでかっこいいキャンプスタイルを目指すならウィングを極めてみる、

というのも素敵だと思います。

 

ウィングは小さめの幕が多いので(というか大きいのは無いかも)

基本的にはソロ専用、道具もコンパクトにするスタイルと考えておきましょう。

 

恒例のたたみ方。

どの形状でも同じ考え方ですね。

出来るだけ四角くなるように折り畳んでいき、

収納袋に幅を合わせて丸めていく。

もし推奨のたたみ方を忘れてしまっても、

考え方が合っていれば

きれいに収納できると思いますよ。

 

素材

タープの生地が何でできているか、ご存じですか?

実はいくつか種類があり、

メーカー独自の工夫を盛り込んだ高級な素材もあります。

あまり細かい話をしても選びにくくなるだけなので、一般的なものをざっくりと。

ちょっと大げさに×から◎までありますが、あくまでもイメージ。

製品によっては、上の表に当てはまらない場合もあります。

生地の厚さや密度、織り方、コーティングの有無など、いろんな要素がありますから。

上の表は素材毎の一般的な厚さ+スタンダードなコーティングだけの比較ですので、タープの機能とは別の話です。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが

素材によって少し差があるんだな、くらいの感じでお願いします。

 

最終的には素材だけで決めるのではなく、

いろんなバランスや使い道を考慮して

「気に入ったもの」を選んでください。

スペックだけで選んでしまうと、あまり満足が得られないかもしれませんよ。

 

素材の種類

さて今回は日よけとしてのタープを解説していますので

主に見るべきポイントは「出来る影の濃さ」です。

面積や形は幕の大きさと張り方・アレンジ次第ですが

影の濃さだけはアレンジではどうしようもありません。

影が濃いということは、それだけ幕内が暑くなりにくいということ。

(※厳密にはイコールではありませんが、一般的な幕の体感として)

だからとって影の濃さだけを求めてコットンを選択すると、後で思わぬ苦労をするかもしれません。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

◇ポリエステル

最も一般的な素材は「ポリエステル」です。

テントにもよく使われている素材ですね。

特徴は、とにかく安価であること。

だからといって使えない素材ではなく、

むしろ軽くて強度があり、吸水しにくいという

とてもバランスの良い素材です。

 

影の濃さは△としましたが、これは生地が薄いものが多いためです。

向こう側が透けて見えるくらいの薄さなので、当然影も薄くなります。

ただし、製品によっては裏地にシルバーコーティングをしているものがあり、

その場合は影の濃さは○~◎です。

 

耐水圧はかなり高いものが多いですね。

これはポリエステルの素材が持つ能力ではなく、

ポリウレタンでコーティング(PUコーティング)されているおかげです。

市販されているポリエステル素材のタープは、ほぼPUコーティングをしてあります。

 

ほかにもUVカット機能があったり、

各メーカーから独自の工夫がされた製品が出ているのも

ポリエステルの特徴です。

コーティングや加工についての解説は、またのちほど。

素材自体のコストが低いので、コーティングなど手がかかっているものでも

製品価格としてはそれほど高くないものが多いです。

 

例えばこんな製品。

ポリエステル+UVカット加工の例

影の濃さは普通。UVカットなので日焼けは防げそうですが、暑いもんは暑いと。

ポールまでセットでこの価格なので、コスパは非常に高いと思います。

 

ポリエステル+シルバーコーティングの例

こちらも安価ですが、ポールは別売りです。

動画ではわかりにくいですが、シルバーコーティングのおかげで影が濃いです。

車のカバーみたいな。

キャンプの雰囲気を重視する人は、内側から見るとちょっと残念な気持ちになっちゃうかもしれませんのでご注意を。

 

◇コットン

コットンとは、綿のことです。

織り方によってキャンバスなどと表記される場合もあります。

肌着やTシャツ、デニム(ジーンズ)などによく使われる素材ですね。

とてもキャンプっぽい風合いで、パップテントなどもコットン素材です。

生地が厚くなるので、影は濃くなります。

 

とても良い素材なのですが、雨には非常に弱いです。

綿は水分を蓄えやすいので、濡れると非常に重くなり、カビも生えやすくなります。

あまり大量の雨には耐えられず、浸水することもあります。

濡れてしまった場合は、乾燥にも時間がかかります。

(スポーツウェアとジーンズを干したときの乾燥速度を想像してください)

そして乾燥がうまくいかないとすぐにカビが生えてしまいます。

 

また、たとえ乾燥していても生地が厚いことから

あまりコンパクトに収納できず、かつ非常に重いです。

 

コットンの良さは、影の濃さと風合いの良さ。

そして、火の粉に強い(燃え広がりにくい)という特徴があります。

ポリエステルなどは火の粉が付くと穴が空き、燃え広がる危険もありますが

コットンは比較的ダメージが少ないので、タープ下で焚き火をすることも可能です。

 

コットン100%の例

実はあまりお目にかかれない、コットン100%のタープ。

重いです。3m×3mで3.7kgあります。

白い幕がさわやかな印象ですね。

コットンは水を含みやすいのですが、織り方の工夫により撥水能力を高めています。

雨が溜まらないように張り方をアレンジすれば、雨でも活躍しそうですね。

 

◇ポリコットン(TC)

コットン100%ではちょっと使いにくい。

ポリエステル100%では影も薄いし、火の粉に弱いのでBBQをやりにくい。

そこで登場したのが、コットンとポリエステルを混紡したものです。

ポリコットン、テクニカルコットン(TC)などと呼ばれます。

混合比率はポリエステルが65~70%程度のものが多く、

コットンのメリットを保ったまま、ポリエステルの軽量さを取り入れた素材です。

 

影の濃さはコットン100%に劣るものの、ポリエステル100%よりは濃く、

コットンの風合いは損なわれていないので

雰囲気と性能のバランスが良いです。

タープ下でBBQや焚き火が出来るので、活用シーンも多彩です。

 

ポリエステル100%よりも重く、かさ張るのですが、

コットン100%よりはマシです。

雨にも多少は強いものの、やはり水分を含みやすいので

カビには要注意です。

 

とてもキャンプに合っていて、

夏でも冬でも活用シーンがあるので

ぼくは推すならポリコットンなのですが

価格は比較的高いものが多いです。残念なことに。

しかし安いものを活用シーンに合わせて何枚も買うより、

ポリコットン1枚でオールシーズン使えたほうが良いという考え方もできますので…。

 

近年はポリコットンが広く作られるようになり、選択肢が増えました。

高級品とはいえ、比較的安いものも出てきていますので、ぜひ探してみてください。

 

ちなみに、コットンのように重い素材を使ったタープには

強度の高いポールとロープが必要です。

太ければ太いほど良いですが、持ち運びが辛くなりますので

メーカーの推奨や使用している人の感想などを参考に、適度なものを選んでみましょう。

ぼくの意見としては、4mクラスのポリコットンなら25~30mm前後のポールが良いと思います。

(もちろんしっかりしたメーカーの物を推奨します)

 

ここでぼくの愛用タープを紹介。(ぼくの動画ではないですが)

ポリコットンの例

言いたいこと全部動画で言ってくれてますが

耐水圧については補足します。

 

コットン系の素材は水を含むと生地の密度が上がるので

実際の耐水圧はスペックよりも高くなります。

ただし成り行きなので、製造時のスペックとしては350mmとしか書けないんですね。

実際、大雨の中で張ったときは

多少は裏まで濡れてきましたが、滴るようなことはありませんでした。

まぁポリエステルも結露で裏が濡れることが多いですし、

あまり差は感じませんね。

ちなみにこの製品はけっこう撥水してくれます。

表面処理なのか織り方なのかは、よくわかりませんが。

 

あ、ちなみにぼくのは黒じゃなくてベージュカラーですが

多少日光は透けます。多少。

夏の暑さ対策だけを考えるなら、黒がおすすめです。

熱を吸収するので、幕内は涼しくなります。

代わりに幕自体は熱くなるので、高さを出すアレンジが効果的。

 

◇ナイロン

強度が高いため非常に薄く作ることができる素材で、

結果的にとても軽くなるので

登山用途のテントによく使われます。

登山用途の場合、あまりに薄いので影の濃さは期待できません。

というか山頂付近のテン場は夏でも寒いので、雨風を防ぐ目的が第一になっています。

 

あまり夏キャンプの用途には向かず、登山者やトレッキング、野営をする人が好む素材ですね。

野営向けの製品には、かなり厚い生地を用いて

強度と耐水性を向上させたものがあります。

ただし強度は耐風性と考えてください。

木の枝などにひっかかると裂けることがあります。

 

火には非常に弱いです。

燃え広がりやすい素材と認識しておいたほうが良いでしょう。

素材としては耐水圧はあまり無いのですが、

シリコンコーティングを施されたものは非常に高い耐水圧を持ちつつ、

しなやかで強度も高くなります。

が、水を通さないということは結露しやすいということでもありますので

どう受け取るかは人によります。

 

ナイロンの例

タープをシェルターとして使っちゃった動画です。

確かに野営向きですね。

すごいスペックなのに1kgを切る軽さ。

価格はポリエステルよりは高めですが、テント代わりと思えば相当安い。

 

かなり厚い製品ですので、影も相当な濃さです。

でもこれ、かなり蒸し暑そうな気がしますね…。

湿度は体感的な暑さにとても影響しますので、

あまりに生地が厚くて耐水圧が高いと、

タープ下の湿度が高くなって不快になってしまいます。

結露もかなり発生するでしょう。

それを避けるには、ポールを2本以上使って

高い位置にタープを張り、風通しを良くする必要があります。

動画のようにシェルターとして使う場合は、当日の天候とよく相談してくださいね。

 

どの素材を選ぶか、かなり悩ましいと思いますが

  • 雰囲気や影の濃さを重視し、メンテナンスの手間を厭わないなら → ポリコットン
  • 軽さと安さとメンテナンスの気軽さを重視するなら → ポリエステル

がおすすめです。

もちろん思い入れがあってコットン100%やナイロンを選ぶのも素敵だと思いますので、

最初に言ったとおり、あまり性能だけに気を取られずに

気に入ったものを選びましょう。

 

色について

素材の話からは少し逸れてしまいますが

生地の色によっても、影の濃さは変わります。

 

色が濃い(黒い)ほうが光と熱を吸収しやすいことはご存じですよね。

ということは、タープが黒色なら

タープがしっかりと日光を吸収してくれるので

影が濃くなります。

しかし、生地自体に熱が溜まるので

タープのすぐ近くだと逆に暑くなります。

黒いタープは影内が涼しくなるけど

タープ自体は熱いので居住空間から離したほうが良い(=高い位置にアレンジする)

ということです。

 

薄い色(白やベージュなど)の場合は

黒色よりも光と熱を通しますので

影は薄くなり、暑くなります。

ただ、生地には熱が溜まりにくいので

さわれるくらいの温度に留まってくれます。

 

日よけとしての効果は当然、色が濃い(黒い)方が有利

ただし低い位置にアレンジすると逆効果なので注意です。

 

逆に白色やベージュなどのカラーは、

涼しい時期であればうっすらと日光を届けてくれるので

ぽかぽかしてとても気持ちが良いです。

真夏には厳しいですが、それ以外のシーズンも使うなら

薄い色を選択するのも良いですね。

 

ちなみにぼくはベージュのタープを使用しています。

ポリコットン素材のおかげでどうにかやり過ごしていますが

ポリエステルのベージュだったら厳しかったかもしれません。

真夏のキャンプを楽しむなら黒が良かったかなぁ、とは思いますね。

 

ぼくのメインシーズンは冬なので買い替えるつもりは無いですが

ひとつの感想としてご参考にしてください。

 

コーティング・加工

コットンやポリコットンの場合は織り方に工夫をしていても、

加工はしていないものが多い(あっても撥水加工くらい)ですが

ポリエステルやナイロンは必ず加工・コーティングをしてあります。

一般的に施されるものをメインに解説していきます。

大まかに分けて、防水加工と撥水加工、UVカット加工、あとは遮光機能があります。

【加工・コーティングの種類】

  • 防水加工:水を通さないようにするコーティングで、生地の裏側に施される。
  • 撥水加工:水を弾くためのコーティングで、生地の表側に施される。メンテナンス可能。
  • UVカット加工:紫外線からタープを守る機能。
  • 遮光機能:日光(赤外線)を遮断する機能。暗い。

 

◇防水加工:PUコーティング

主にポリエステル素材の裏側に加工される、一般的な防水コーティングです。

PUはポリウレタンのこと。

このコーティングのおかげで耐水圧の性能を確保しています。

また、生地に張りが出るという効果もあります。

 

通気性は無く、通湿性も高くないので

結露しやすいです。

加工しやすいので価格は抑えられています。

 

欠点は、水と反応して「加水分解」が起こり、劣化すること。

加水分解が進むと生地がベタつくようになり、臭いも発生します。

更に加水分解が進行すると生地がくっついて剥がれなくなり、次第にボロボロに崩れてしまいます。

 

残念ながら、空気中の水分とも反応するので

加水分解の進行を止めるのは困難です。

出来ることとすれば、

水や塩素が付着していると加水分解がより進むので

できるだけ使用後すぐに水分を拭き取り、あまり頻繁に水道水で洗わないようにすること、です。

乾燥材と一緒に密封しておくなど湿気を避けるように保管することも効果はありますが

いずれにしても劣化は止められないので

基本的には「濡れたまま放置しない」「湿気のあるところに放置しない」こと。

劣化するからといって「一生モノ」みたいに大事に保管するよりも、

ガンガン使って製品寿命を全うさせてあげましょう。

 

◇防水加工:シリコンコーティング

主にナイロン生地の裏側に施される防水コーティングです。

繊維に染み込ませて定着させているため、

PUコーティングよりも防水性が高く、生地の強度も向上します。

触った感じはさらさらと滑りやすくなっていて、

生地自体もしなやかになります。

 

欠点はPUコーティングと同様、加水分解を避けられないことです。

また、表面がさらさらなのでリペアテープなどの接着が困難です。

PUコーティングと比べると、高価な加工となっています。

 

◇撥水加工:フッ素系

生地の表面に樹脂をコーティングし、水を弾く加工です。

フッ素系の撥水加工は高価ですが、通気性を保ったまま撥水することが可能です。

タープよりもテントのインナーに、通気性を求めて使われやすいようです。

 

欠点は、劣化しやすいところ。

撥水効果の持続時間は短いとされていますし、

汚れや摩擦にも弱いです。(コーティングが剥がれ落ちててしまう)

できるだけ汚さないように、汚れたらあまり擦らずに洗い流すようにしましょう。

 

撥水効果が落ちてきたときは、2つのメンテナンス方法により復活させることも可能です。

ひとつは、まだ樹脂コーティングが残っている場合に有効な手段で

「アイロンをかけること」です。

熱で生地が傷むので、低温で当て布をしたりするなど気を付けるポイントはありますが。

もうひとつは、「樹脂を塗りなおすこと」です。

スプレータイプと、直接塗り込むタイプ、液に漬け込むタイプがあります。

スプレーは手軽ですがムラになりやすいので緊急用。

例えばこういうものとか。

他にタイプよりも量が少なめで、コスパは悪いです。

代わりにスプレーするだけというお手軽さなので、とりあえず1つ持っておけば

部分的な劣化にすぐ対応できます。

 

 

直接塗り込むタイプ。

手間がかかりますが均一に塗ることができて、

スプレーよりも安価です。

1Lの大容量でこの価格。

別途、ハケや受け皿を用意したほうが作業性が良いです。

塗布と乾燥を2回行うことを推奨されていますので

天気の良い日に、しっかりと時間を作って取り組む作業になります。

 

液に漬け込むタイプ。

タープの場合、漬け込むとなるとメンテ場所がかなり限られるので、

可能な環境なら…という感じです。

フッ素系ではありませんが、こういったものです。

とても高い撥水効果が得られるようです。

 

◇撥水加工:シリコン系

シリコン系は安価ですが、フッ素系と違い通気性が失われます

持続時間は長いとされています。

 

フッ素系との大きな違いは通気性の有無と価格で、

メンテナンス方法などは同じです。

タープに使用するなら、シリコン系のほうが安くて効果が長い(通気性も必要ない)のでおすすめです。

 

スプレータイプ。

300mlなので、タープのサイズによっては

ちょっと少ないかもしれません。

全体をスプレーする場合は2本あったほうが安心です。

 

塗るタイプ。

非常に揮発しやすいので、あまり天気の良い日に作業すると

塗る前に揮発してしまうらしい…。

すごいですね。

あまり気温の高くない時期にメンテしておくのが良さそうです。

 

◇UVカット加工

UVは紫外線のことですね。

紫外線は肌トラブルの原因になりますが、

タープの生地も紫外線によってダメージを受けます。

目に見えてわかりやすいのは、ですね。

色が薄くなったり、変色したりします。

 

UVカット機能は、主に生地を守る役目を持っています。

加工の種類は主に2種類あって、

ひとつは特殊セラミックや酸化チタンなどの金属微粒子を生地に練り込む方法。

もうひとつは紫外線カットの薬剤と表面に塗布する方法です。

 

そもそもUVカット加工無しでも、

タープの生地自体にUVが吸収または反射されるので、

タープの影にいれば紫外線はかなり軽減されているのです。

ただし、コットン100%およびナイロンの非常に薄いものに限っては

紫外線を透過してしまうのでUVカット加工を施してあるほうが安心ですね。

 

そして、UVカットしても暑いものは暑いです。

これは機能の目的から当然のことで、

防いでいるのは紫外線であって、熱エネルギー(赤外線)ではないからです。

身近なUVカットに日焼け止めがあります。

肌に日焼け止めを塗っておけば、日光が当たっても暑くない…などということは、ありませんよね?

 

熱エネルギーを透過させたくない場合は

赤外線を遮断(吸収)するか、あるいは反射することが必要です。

つまり結果的に濃い影を作る機能が必要ということですね。

 

◇遮光機能:シルバーコーティング

生地にシルバーのポリウレタン樹脂を塗装する加工のことです。

主に生地の裏面に施されます。

生地の隙間から入る光を大幅に軽減することができます。

 

このコーティング、見た目はちょっと好き嫌いが分かれますが

効果は大きいです。

しっかりと日光を反射してくれるので

幕内はとても涼しく感じられます。

 

ただ、裏地に施されているところが残念で、

表地に反射した熱が残るので

タープ自体が熱くなってしまいます。

 

シルバーコーティングを活用するなら、

背の高いアレンジをしたほうが効果的ですね。

 

◇遮光機能:遮光PUコーティング(コールマン)

遮光機能としてシルバーコーティング以外のものを打ち出しているメーカーは、

実はあまり存在しません。

数少ないメーカーのひとつが、コールマンです。

機能の名称は「ダークルーム(TM)テクノロジー」

残念ながらテントのみ搭載の機能ですが、

タープやシェードにも似たような機能として

「遮光PUコーティング」が展開されています。

 

参考:ダークルーム機能の紹介はこちら。

Coleman Online Shop|DARK ROOM(TM) TECHNOLPGY

 

ぼくはダークルーム機能搭載テントを実際に持っていますが、

日中でもほんとに真っ暗です。

涼しいとまでは言いませんが、外より暑いとは思いませんでした。

普通のテントなら日光の熱を透過して蒸し風呂状態なのに、それが無かったです。

 

タープには全く同じ機能はありませんが、同じ系統として紹介されている

遮光PUコーティングも、かなり効果が期待できます。

 

まとめ と おまけ(おすすめタープ紹介)

さて1枚布タイプのタープについての解説は以上です。

いろいろ解説したのでちょっと長くなりましたが

言いたいことは、

「夏は影の濃いタープをうまく活用しよう!」

です。

 

次回は違うタイプのタープについて解説しますので

お楽しみに。

 

 

と、ここで終わっても良いのですが

解説だけじゃなくておすすめのタープを知りたい

って人もいるでしょうから

いくつか個人的なおすすめを。

今回解説した1枚布タイプに絞ってご紹介です。

 

◇テンマクデザイン 焚き火タープ TC ヘキサ

日差しをしっかりと防いでくれるTC素材(ポリコットン)のタープです。

形状はヘキサ。

同じテンマクデザインのティピーテント「サーカスTC」との接続が可能です。

タープに連結用のアタッチメントが付属しています。

 

タープ単体でも、もちろん設営できますが…

もし連結しないのであれば、この高級なタープを導入するメリットはあまり無いです。

サーカスTCを所有している人におすすめです。

 

ポールは付属しませんのでご注意を。

 

◇ユニジア 防水タープ グレーXL

大きめサイズのレクタタープ。

素材の明記はありませんがポリエステルと思われます。

裏面にシルバーコーティング加工が施されています。

本体色がグレーということもあり、

かなり日光を防いでくれるタープです。

 

ポールは付属しません。

ペグと自在金具(プラなので金具ですらないけど)も出来れば

別のものに変えたほうが良いです。

タープ単体の価格と考えると、ちょっと割高感はあります。

 

◇Sutekus 紫外線遮断 タープ 3x3.8m

凄まじく安価なレクタタープです。

生地は420Dナイロン。

Dはデニールと読み、9000mあたりの糸の重さ(=太さ)を表します。

420Dナイロンは相当な太さですので、その分重いですね。

ナイロンなのに1.4kgもあります。

 

裏面はシルバーコーティング加工。

ナイロンは赤外線をあまり防げないのですが

加工のおかげで濃い影を作ることができます。

 

レビューでは2枚の張り合わせだったという情報あり。

継ぎ目はしっかりしているようですが、

強風時はあまり強度を信用しないほうが良さそうですね。

 

ポールは付属しません。

ペグも変えたほうが良いです。

この手の中国メーカーのペグは総じて役に立たないので

ペグはいいものを10~20本くらい持っておくと良いですよ。

 

◇タトンカ タープ3 TC

ポリコットンのレクタタープ。

4x4mという大きめサイズながら、重量は2.1kg。

ポリコットンにしては少し軽いので、生地はそれほど厚くはないですね。

それでも素材の持ち味で日光をしっかり遮ってくれます。

 

グリーンに近いカーキで、

ベージュのポリコットンが多い中では少し目立つ、渋いカラーです。

ハトメが少ないのでアレンジはあまり出来ませんが

大きいので充分な広さの日陰が作れます。

 

このサイズにしては価格は抑えめなので、

大きくて安いポリコットンが欲しい人におすすめです。

 

ポールとペグは付属しません。

別途、良いポールとペグを用意しましょう。

 

◇DOD ヌノイチS

ポリコットンのヘキサタープですが、

サイドに切込みが入っているため

かなり大胆なアレンジが可能になっています。

扱いとしてはパップテントに近いです。

 

おまけ的なサブ生地が付いていて、

それだけでも立派にタープとして活躍します。

 

ポールなどもセットになっていて、非常にまとまった感があります。

この製品はちょっと独特なので、動画でご紹介。

非常に面白いタープ兼テントです。

が、フルクローズは出入口が無いとか。ネタですかね…。

 

動画で途中コメントしていますが

生地はちょっと薄いようです。

DODのポリコットンは総じて薄い気がしますね。

ぼくが愛用しているヘーキサタープも薄めですし。

だからダメだということも無いですけどね。

 

◇FIELDOOR ヘキサタープ シルバーコーティング

超ビッグサイズのヘキサタープ。

ポリエチレン製で裏面にシルバーコーティング加工が施されています。

独特な濃いカラーで、影も非常に濃くなります。

 

ポールは付属しますが、25mmと若干頼りない太さ。

このサイズであればもう1段階太くてもいい気がします。

ペグは使い物にならないので、まともなものを揃えましょう。

 

フルセットの重量は6kgを超えます。

結構な重さと大きさになるので、よく製品詳細を確認してくださいね。

 

◇コールマン ヘキサタープ/MDX+

ポリエステル生地に遮光PUコーティングとUVカット機能(UVPRO)を搭載。

ポールもセットです。

ライトグレーの生地に赤いラインが入っていて、見た目が美しいタープ。

 

もうひとつ特徴があります。

それは、サイドウォールが付属すること。

相当に広くて濃い日陰が作れます。

しかもサイドウォールは追加購入も可能。(両翼に付ける感じに)

不要なら外せるので、かなりアレンジに幅が出ますね。

カラーで好みが分かれそうですが、

意外とどんなテントにも合う気がします。

 

おまけのおまけ タープに必要なパーツ類

最後に、ポールやペグなどの紹介です。

 

◇エリッゼ 鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm 8本

非常に強力なペグです。

安いタープに標準で付属しているペグは、まともに使えるものではありません。

力のかかる箇所だけでも、このペグを使うと良いです。

長さが28cmあれば、普通の状況であれば充分対応できます。

楕円なのでペグを打つときに土中でクルクル回ることがなく、

ガッチリ固定できます。

 

◇キャプテンスタッグ ロープ 径5mmx10m

ロープ。ガイロープとしては少し太めの5mm径です。

タープに標準で付属しているロープは貧弱なものが多く、

これくらいの物を使ったほうが安心です。

10mはすぐに使い切ってしまうので、必要な長さの分だけ用意すると良いでしょう。

 

◇スノーピーク アルミ自在12個セット

もしタープに付属してきた自在がプラスチック製なら、これに変えましょう。

自在金具という言葉が定着しているくらい、金属製(アルミ製)が一般的です。

調整時は滑りが良く、固定時はしっかり止まります。

強度も高く安心感があります。

なにかと重宝するので、余分に持っておいて損は無いです。

 

◇DOD ビッグタープポール(1本)

太さ28mm、長さ250cmのポール1本。

ちょっと高価ですが、とても強度の高いポールです。

メインポールにぜひ。

カラーはブラック/レッド/ウッドの3種類。

 

◇ Sutekus ポール 2本セット

直径19mm、長さ190cmのポール2本セット。

メインではなく、サブポールとして活躍するサイズです。

コスパが良い製品で、あまり負荷のかからないアレンジにおすすめ。

カラーはブラック/グレー/レッドの3色。

 


 

今回はここまで。

ぜひタープを活用して、夏のキャンプを楽しみましょう。

 

次の記事もぜひご参考に。

【キャンプ徹底解説】第3回 夏キャンプの大敵、『暑さ』を乗り切ろう!暑さ対策に必須のタープを徹底解説②【タープテント&スクリーンタープ】

ではまた。

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