
出典:『Decathlon (デカトロン) 日本 | デカトロン公式オンラインストア』https://www.decathlon.co.jp/ (参照:2020年2月15日18時16分)
Decathlon(デカトロン)とは
こんにちは、こんたろです。
今回は、日本ではそれほどメジャーではないかもしれませんが、
世界最大手のスポーツ用品チェーンストア:Decathlon(デカトロン)の
海外ストアでお買い物してみたというお話です。
あまりこういった記事が他に無くて地味にストレスだったので、
似たような境遇の方に少しでも参考になればと思い解説していきます。
フランス生まれの世界最大スポーツ用品チェーンストア
デカトロンは、ヨーロッパを中心に、
アジアにもチェーン展開している世界規模のスポーツ用品のストアです。
下はデカトロンの日本公式オンラインストアへのリンクです。
アウトドア、トレッキング、水泳、バスケ、ボルタリングやフィッシングに馬術まで、
実に様々なカテゴリーがあります。
そのカテゴリー毎に独自ブランドを設定しています。
「2秒で立つポップアップテント」で有名なアウトドア用品の独自ブランド、
Quechua(ケシュア)あたりは聞いたことがあるでしょうか。
こういうやつですね。

出典:『Decathlon (デカトロン) 日本 | デカトロン公式オンラインストア Quechua(ケシュア)キャンプ ポップアップテント 2 SECONDS XL FRESH&BLACK – 2人用』https://www.decathlon.co.jp/collections/camping-tents/products/2-person-2-seconds-camping-tent-freshblack-xl-china-blue?variantid=%2Fproducts%2F2-person-2-seconds-camping-tent-freshblack-xl-china-blue%3Fvariant&variant=30885788254288 (参照:2020年2月15日20時34分)
とにかく良コスパ
デザインはヨーロッパをメインターゲットにしているためか、
日本には無い感じですね。
かなりハッキリとした配色と柄が多いです。
それよりも注目すべきところは、
品質の高さと価格の安さ、すなわちコスパの良さです。
さきほどの2-3人用ポップアップテントであれば、
- 開いて2秒で自立する
- ベンチレーション、メッシュパネル完備
- 高い居住性(ベッドルーム145×210cm。高さ(最高部):105cm。物置スペース×1)
- コンパクト収納(直径74×9cm/ 51L、質量:4.3kg)
- ワンタッチテントなのに前室がある
- 遮光、遮熱素材(“FRESH&BLACK”(特許取得済)の表生地。真昼でも99%の暗さを実現)
- 耐風テスト済み(50km/hの風に耐え得る設計)
- 耐水テスト済み(1時間当たり200 mm/m² (熱帯雨に相当)のシャワーテストおよびフィールドでのテスト)
という、ほぼ完ぺきな基準と、
他にないアイデアを盛り込んだ独自性で仕上がっていますが、
そのお値段は
¥13,900 (2020年2月15日18時確認)
という驚異的な安さです。
「テントにこの値段って、そんなに安くないなぁ」
って思っちゃいました?
Amazonで見るともっと安いテントがたくさんありますから、
そう思うのも無理はありません。
デカトロンの製品は、
キャンプや登山専門のハイブランドに迫る品質(テストの内容も含めて)で、
他に無い独自性もあって、
実際使ってみたら細かいところも工夫されていて
満足度がとても高いです。
Amazonによくある中国製の激安テントは
ここまでの基準をクリアしておらず、
耐久性がそれほど高くないので、まぁお値段なりということです。
(でも何回か使える程度には品質が上がってきているので、
キャンプ初めてというひとが手を出すならおすすめ)
デカトロン製品はAmazonの激安品に比べれば価格は高いですが、
品質がそれ以上に高く、コスパが非常に良いのです。
ちなみにキャンプ専門のハイブランド品はもっと突き詰めた感があって、
デカトロン製品より好きなものもたくさんありますが、
コスパで考えるとめちゃくちゃ悪いです。
品質は物による、独自性が突き抜けて高い、けど価格も超高い、
という感じですね。
デカトロン製品はとにかく良コスパ。
まだお気に入りの商品が見つかっていないとか、
見つかっても価格が高すぎて手が出ない、という場合は
デカトロン製品もいいと思いますよ。
日本では兵庫県西宮市に1店舗のみ
魅力的なコスパを誇るデカトロン製品ですが、
日本国内にある店舗は兵庫県西宮市にある1店舗だけです。
※2020年4月24日(予定)に千葉幕張に2号店がオープンするらしいです。
ぼくは石川県に住んでいるので、
「ちょっとテントとかウェアの実物を見たいな」と思っても、
気軽に行ける距離ではありません。
代表的な商品だけでも一般のアウトドアショップに流してくれるとありがたいんですが、
デカトロンはコスト管理・商品管理を徹底してそうな雰囲気ですので、
当面状況は変わらないでしょう。
オンラインストア
リアル店舗には行けそうもない。
そこで、記事のトップにも入れましたが
オンラインストアを活用します。
が、ここでも問題が。
なんとデカトロンは、
各国エリア毎に商品ラインアップが異なるのです。
日本のストアの場合、
全商品の75%ほどを取り扱っているそうです。
のこり25%の商品は海外ストアじゃないと手に入りません。
しかも、他国からの取り寄せも不可。
デカトロンは他の国からの取り寄せはできません。
たとえ国内販売の取り扱いがある商品であっても、です。
国内ストアに欲しいものがあったけど在庫切れで、
入荷日も未定、海外ストアなら在庫がある、
という場面に遭遇してしまったら、さてどうしましょうか?
結論から言うと、購入可能です。
実際にイギリスのオンラインストアからテントを入手し、キャンプしました。
そのときの購入方法をご紹介します。
個人輸入代行サービス

輸入代行サービスとは
海外ストアで買う方法を探してみたのですが、
ストアからの発送先が海外(そのストアのある国)しか選択できず、
日本から買うことはどうやっても出来ませんでした。
つまりデカトロンの海外ストアのものを買う方法はひとつだけです。
「その国に住んでいる人に買ってもらう」
という方法しかありません。
でも、現地に知り合いなんていません。
そういった時に使う手段が、「輸入代行サービス」です。
今回のように個人的に使うものを依頼する場合は、
個人輸入の代行(これを転送ともいいます)ですね。
具体的には、その国に住んでいる業者(その国に住んでいるか、もしくはその国に住んでいる人に直接指示を出せる業者)に商品を買ってもらい、
それを日本に送ってもらうということです。
業者への手数料、配送料に関税などが発生しますが、
海外ストアの価格は日本より安いことが多いので、
すべての費用を合わせても、国内ストアで買うのと同じくらいになります。
輸入代行は、海外製品を扱うショップが現地に行かずに買い付ける手段としても使われますから、
全然怪しい・怖いサービスではありませんよ。
輸入代行を利用する必要性は?
今回の事例としては、海外で商品を購入してもらい、
それを日本へ送ってもらいたい、ということです。
そこで輸入代行を利用しますが、他に手段はないのでしょうか?
答えは、一応あるけど普通やらない、というものです。
【海外ストアの商品を日本へ送る手段】
- 輸入代行サービスを利用する。
- 海外に住む知人(出向中の同僚や、海外移住した友人など)に頼む。
- 自身が実際に海外ストアへ行き、商品を買って、日本へ発送(または直接持ち帰り)する。
- 海外ストア近くに行く予定のある親戚、友人などを頼り、商品を買ってきてもらう。
- 海外とのコミュニティサイトで友人を作り、その人に頼む。
そこまでするなら普通に諦めますわ、という手段ばかりですね。
特に、知人に面倒事を頼むのは相当気が引けます。
家族ならお願いすることも出来ますが、
都合よく海外(しかも商品がある国のリアル店舗付近)へ行くということは稀でしょう。
単なる趣味の道具、しかもコスパを求めて買うものですし、
そんな手段を採るほうがコスパが悪いです。
というわけで、少しのお金で解決できる「輸入代行」が、
唯一の選択肢として残りますね。
大まかな流れ
輸入代行業者によって、流れが異なります。
ほんとにざっくりとした流れを言うと、以下のような感じです。
- 輸入代行業者を決める
- 連絡を取る(会員登録などが必要なところもある)
- 商品購入or購入依頼
- 日本への発送依頼
- 受け取り
どうでしょうか、そんなに難しくなさそうですよね。
補足ですが、業者によって3番目の「商品購入or購入依頼」がけっこう違ったりします。
業者に「これ買ってきて」と依頼する方法や、
あるいは業者の指定する住所宛てで自身が購入し、
業者に「これ買ったよ」とお知らせする方法、などです。
このあたりは業者のホームページで詳しく解説されていると思いますので、
選ぶ時にしっかり確認が必要です。
あとは、お金ですね。
海外送金が必要な場合や、ペイパルの利用、
日本国内の銀行口座へ振り込むだけで完結する場合など、
これも業者によって様々です。
海外送金の場合は「トランスファーワイズ」を利用すると安く済むようですが、
ぼくは使った経験がないので今回は解説対象外。
気になる場合はご自身で調べてみてください。
当ブログは「よく知らないものはおすすめしない」という方針ですので、
すみませんがご了承願います。
輸入代行実践編:イギリスのデカトロンストアでお買い物

実際に試してみたので、体験記的な感じで進めてみます。
輸入代行業者の選定
今回は欲しいテントの在庫があった
「デカトロンイギリス(UK)ストア」
で試してみました。
デカトロンUKストアの購入・輸入代行が可能な業者を選びました。
ここです。
デカトロンUKストアの取り扱い実績があることが最重要。
具体的なサービス事例や流れの説明があり、
料金も明確に説明されている点も良いですね。
見積依頼
UKブランドセンターは無料見積依頼からスタートします。





記入フォーム出典:『UKブランドセンター』無料見積り https://pro.form-mailer.jp/fms/8b56b7c027659 (参照:2020年2月16日0時41分)
という感じで記入して見積依頼をしました。
途中にある6掛けというのは、
購入者本人が個人的に使用する場合に適用される関税の課税価格の割合のことで、
商品価格の60%になります。(適用外だと100%)
個人輸入の数、組数、金額に上限があり、
3個/3組/30万円がおおよその上限となっているようです。
今回は1点(1組)で£94.99(¥15,565)、
ぼくが個人的に使うテントですので、
個人利用にチェックを入れて6掛け申請をしてもらいました。
参考までに、依頼する商品の欄に記入した内容は以下です。
代理購入先の商品URL:https://www.decathlon.co.uk/tent-trek900-ul-1p-grey-id_8492462.html
商品名:FORCLAZ TREKKING TENT TREK900 ULTRALIGHT 1 PERSON – GREY
数量:1
金額:£94.99
サイズ(必要な場合):選択なし
カラー(必要な場合):選択なし
しばらくすると、UKブランドセンターの担当者から
見積回答のメールが送られてきます。
商品購入代金の振込
見積回答のメールのなかで、
「このまま注文する場合は銀行口座(新生銀行でした)の指定口座に商品台を振り込んでほしい」
との旨が記載されています。
当時の為替レートで日本円に換算した代金が指定されていますので、
その通りの金額で振り込みます。
振込手数料は自分持ちですので注意。
ここに送料は含まれていません。
あくまでも代理購入のための代金を支払うということです。
前払いなので不安に思うところもありますが、
ここは長年の実績を公開しているUKブランドセンターを信用してみましょう。
輸入代行業者が代理購買
代金を振り込んだ翌日には、
入金確認と商品を購入したとの連絡がありました。
注文画面を証拠として添付してくれます。少し安心ですね。
UKの常識なのか、デカトロンUKからUKブランドセンターに到着するまで1週間以上かかりました。
ただ、これはUKブランドセンターのサイトにも記載されている通りなので、
特に不安はなく「海外ならまぁそんなものか」と、のんびり待ちました。
配送料の振込
またメールが届きます。
「商品が手元に到着した。サイズなどを測って送料が決定したから、代金を振り込んでほしい」という内容です。
今回も為替レートから日本円に換算して代金を指定されていますので、
そのとおりに振り込みます。
紛失補償なし最安値で£25.10(¥3,667)でした。
UKブランドセンターの手数料も含まれていますので、
想定より安かったな、という印象ですね。
商品到着
振込の翌日には発送通知があり、
トラッキングナンバーと到着まで1週間~10日程度を要する
との旨がありました。
待つこと10日間。無事に商品が到着しました。

到着した瞬間開けてしまったので写真では袋が破れていますが、
実際はきちんとした状態で届きました。

中身はこんな感じです。もいちさんも興味津々。
あ、もいちさん初登場ですね。
ぼくと同居している猫、ラグドールのオスの「もいち」さんです。
人間年齢ではぼくより年上なので、さん付け。
余談でした。
元々箱は無いみたいですね。プチプチに包んだ状態でした。
破損も無かったし、普通の通販と同じです。(時間はかかったけど)
まとめ
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
- デカトロンは良コスパ
- 日本のストアでは取り扱いが無い商品もある
- 海外のストアは輸入代行に頼る
- 輸入代行は意外と簡単
ちゃんと買えてよかった。
それでは。