こんにちは、こんたろです。
ここでは、“ソロキャンプに必要な基礎知識”について
まとめています。
特にソロキャンプ未経験者・初心者に役立つ内容となっていますので、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ここで解説することが唯一の正解、ということではないので
あくまでも参考にしてくださいね。
ソロキャンプってなんだろう?

ソロキャンプってなんなのか、改めて考えてみましょうか。
単にソロキャンプという言葉の意味ではなくて、
”ソロキャンプをやるって、どういうことなのか”
というお話です。
ソロキャンプは「ひとりでキャンプをすること」です。
そして、ひとりでやるということは、
きちんとした知識を身に付けて、「自己責任を果たすこと」が求められるということ。
決して、自分の好き勝手に振舞って良いわけではありません。
ソロキャンプなんだから
俺の好きなようにやっていいんだろうがよー!
ひとり=好き勝手やっていい、ではないですよ…?
キャンプは「自然の中にお邪魔させてもらって1日を過ごすこと」です。
ソロであれば、その全てを自分自身の責任において実行する、ということですね。
責任とは何かというと、一言で言えば
「ルールやマナーを守りましょう」
です。
そんな子供に教えるみたいなことを…と思うかもしれません。
でも、これがソロキャンプで一番重要で、一番大切な基礎知識です。
これだけではよくわからないと思うので、
もう少し詳しく解説させてください。
ひとりだけど、ひとりじゃない

ソロキャンプに限ったことではありませんが、
自分の行動がどのような影響を生むのか、ということを想像してみましょう。
例えば、あるキャンプ場で「楽器演奏禁止」というルールが掲示されていたとします。
これはアコースティックギターなどの人工的なサウンドが、
キャンパーの「自然の中で静かに過ごす」という楽しみを阻害してしまうからです。
楽器演奏が禁止されているキャンプ場で、
「これくらい別にやってもいいだろう」
という勝手な判断で楽器を演奏した場合。
どんな影響があるでしょうか?
そうだなぁ…
近くにいるキャンパーは少しうるさいって感じるかも?
その通りですね。
では、「演奏がうるさいな」と感じたキャンパーは
その後どうするでしょう?
えっ…?
別にちょっとガマンするだけでしょ?
演奏なんだから騒音ってわけじゃないし…
繰り返しになりますが、キャンプは「自然の中にお邪魔させてもらう」という活動です。
自然とは木々や草、土、虫、動物、風、
それに他のキャンパーや管理人さんも含みますし、あなたのことも含みます。
言い方を変えれば、「自然の一部として混ぜてもらう」ということでもあります。
自然界のルールや他キャンパーとの共存ができなくなるような行為をすれば、
当然ですが自然の中に混ぜてもらうことはできなくなります。
結局は自分がキャンプできなくなるんですよ。
影響の例をいくつかあげてみましょう。
- 「静かなキャンプをしたい」という楽しみを奪われたキャンパーが直接文句を言ってきて争いになる。
- 直接は文句を言わないけど、二度と同じキャンプ場を利用しなくなる。常連さんがみんな同じ行動をとった結果、キャンプ場の経営が傾き、ついには閉鎖してしまう。
- 管理人さんがその場でルール違反者を出禁にして事態を収拾させる。
- 猿や猪、熊などの動物が音に誘われて寄ってきて、襲われる。
また、自然の中では楽器の音が異常に遠くまで響きます。
キャンプ場全域に聞こえる可能性がある、とご理解ください。
キャンプ場にいる全員、管理人、さらに動物まで敵に回すことになり、
直接あるいは間接的にそのキャンプ場を利用できなくなる可能性が想定できます。
ソロキャンプはひとりでやるものだけど、
いろんな存在に囲まれているということを忘れずに。
火の取り扱い

先ほどの楽器の例では
「そんなの大げさでしょ~!」
という人もいるかもしれません。
ではもう少しイメージしやすい例として
火の取り扱いについての話です。
火の取り扱いかー。
でも自己責任ってだけでしょ?
もちろん自己責任はその通りなのですが、
先ほどと同様、”自然の中”だということを考えないといけません。
例えば焚き火のルールとして、多くのキャンプ場では直火を禁止しています。
直火とは、芝や土の上に石で風防を作って焚き火をすることです。
こういうやつですね。

芝が焼け、土の中の生物が死に、焼け残った炭で土壌が汚染されるという
自然環境保護の真逆をいく行為です。
もちろん直火が全て悪というわけではなく、
キャンプ場がその責任において直火OKとしている場合であれば、問題ないでしょう。
問題があるのは、禁止されているのに自己判断でやってしまうことです。
ソロキャンプといえば直火でしょ?
雰囲気って大事じゃん!
それなら直火OKのキャンプ場をご利用くださいね。
直火禁止のところは本気でダメなんです…。
焚火に関してはこちらの記事でもう少し詳しく解説しています。
直火の他にも、火の扱いはいろいろと注意が必要です。
充分に注意して焚き火をしたとしても、
火の粉が舞ってテントやチェアに穴が開いちゃった、とかはよく起こります。
あるいは隣のサイトまで火の粉が飛んで穴開けてしまった、とか。
SNSでは隣のサイトの焚火が原因で穴が開いてしまった高級テントを見たりします。
火の粉ってけっこうヤバいんだな…
すこし規模の大きな話になりますが、
もしも不注意で火事に発展してしまうと ”放火” や ”失火” の罪となります。
これは民法ではなく刑法です。
どれだけ言い訳をしても逃れられません。
キャンプ・野営中の火事についてはこちらの記事で詳しく触れています。
自分の好き勝手やった結果、楽しいはずのキャンプから地獄へまっさかさま、ということも。
それから、テント内で火を扱う行為。
火事の原因になるという点は予想がつきますが、
意外なところではテントというのは想像よりずっと換気能力が低いので、
二酸化炭素が充満しやすく、すぐに一酸化炭素が発生する危険があります。
一酸化炭素を大量に吸うと意識を失うこともあり、非常に危険です。
死亡例も出ています。
無色無臭で発生に気付きにくいことも危険な要因ですね。
ど、どうすればいいんだよ~!?
既に答えは出ていますよ。
「ルールを守りましょう」です。
例えばテントの取り扱い説明書には、テント内での火器使用について必ず記載されています。
一般的なテントであれば、テント内の火器使用は厳禁と明示してあるはず。
これもルールのひとつですね。
きちんと読んで守るという行為が、自身の命も守ることに繋がります。
もし換気能力が高く難燃性のテントであれば
「窓と出入口全開、スカート(裾)捲り上げた状態なら焚き火OK」
など、条件付きで使用しても良いと書かれていますよ。
ルールを守ることはみんなを守ること

ここまでの解説で ”自分のやりたいことよりもルールやマナーを優先させる必要がある”
ということはご理解いただけたでしょうか。
ルールやマナーを守るのは
自然を守るためであり、
キャンパー全体を守るためである。
なにより、自分自身の未来を守るためである。
ただそうは言っても、
「いろんなルールやらマナーがありすぎて
全部守れと言われても全然キャンプを楽しめない!」
という気持ちも、痛いくらいわかります。
ぼくもキャンプ始めたころは、
理想のソロキャンプはどうしても出来ないんだな…って
軽く絶望してました。
でも、結局はソロキャンプにドハマりして。
みなさんにおすすめしたくてこんなブログまで書いてるくらいですから、
ルールやマナーを守ったうえでキャンプを思いっきり楽しむことは、可能なんです。
何度でも言いますが、
キャンプは「自然の中にお邪魔させてもらって1日を過ごすこと」です。
ソロであれば、その全てを自分自身の責任において実行する、ということです。
ルールをしっかり守って、自然の輪に加わること。
ルールの中でいろんなことをやろうとして、
もちろん失敗もするけど、それも経験だと楽しむこと。
それが本当に面白いんです。
心から癒されるんです。
自分の思い通りにやることだけが楽しいわけではないのですよ。
え~やだよー!
ルールで縛られてて楽しいわけないじゃん!
ふふふ。
ルールはみんなを守るために必要なことですが、
キャンプを安全に楽しむためのガイドでもあるんですよ?
ルールは決して楽しみを奪うものではありません。
スポーツのルールのように制限の中で工夫して楽しむこと、
安全で快適なキャンプを楽しむためのガイドとしても有効です。
そもそもキャンプは自分勝手に遊ぶことが目的ではありませんし、
自然の中に入れてもらって活動すること、それ自体を楽しみましょう。
例えば焚き火は焚火台を使えば充分楽しめるし、
二次燃焼ストーブという、直火では不可能な楽しみ方もあります。
ゴミを放置しないというルールに対しては
どれだけゴミを出さずにキャンプするか、という縛りプレイが楽しめます。
風が強ければタープを張らず火も使わないのがマナーですが、
その際は共有スペースで他のお客さんと会話したり、
あるいは車中泊を楽しむのも良いでしょう。
無理に自分のやりたいようにやると、事故に繋がってしまいます。
ルールやマナーという制限があるからこそ
安全に、そして工夫して楽しむということができます。
自然の中では”安全”はとても貴重なものですから、
優先順位を間違えないようにしましょう。
それに「工夫する」という面白さは、やみつきになるくらい楽しいものですよ。
ぼくはルールを守ることはみんなを守ること、としています。
ここで言う”みんな”とは、キャンプをしている人や管理人さん、自然、動物、
さらに未来のあなた、未来の子供たち、全部ひっくるめて”みんな”です。
こんなにも大きなものを守っているんだから、
ルールを守るということを誇らしく思ってほしいのです。
だから「ルールやマナーを守りましょう」が
とても大切なんですね。
そっか…言いたいことはわかったよ。
俺もルールの中でキャンプを楽しんでみようかな!
さてルールやマナーの大切さが理解できたところで、
次項からはキャンプに関する具体的な知識について触れていこうと思います。
基礎知識 キャンプ場編

本項ではキャンプ場に関する基礎知識を解説します。
キャンプ場以外でキャンプしてはいけない?
ぼくの経験談ですが、
友人や知人に「近くの誰も居ない山でキャンプしたら面白そうじゃね?」とか
軽く言われることがあります。
その度に、ぼくは決まってこう言います。
普通に捕まるけどいいの? もし火事起こしたら責任とるの?
ぼくは絶対嫌だよ。
日本では山(というか土地)は不動産です。
不動産には持ち主がいます。
持ち主は個人だったり自治体だったり国だったり。
たとえそのへんの名も無き山でも、
誰かの所有物となっていて、管理されています。
たとえキャンプをしなくても、厳密には立ち入るだけで
私有地に無断で入った=不法侵入 です。
キャンプ場はキャンプをしたい人向けに開放されたエリアです。
有料だったり無料だったりしますが、
どちらにしても、キャンプ場ならキャンプをしても良いということ。
逆に、キャンプ場以外ではキャンプをしてはいけません。
当ブログでは、キャンプ場以外でキャンプすることを
「野営」と呼んで区別しています。
野営をしたいなら、土地の所有者に許可を貰うことが必要です。
くれぐれも勝手に他人の山に入って焚き火なんて、恐ろしい行為はしないでくださいね。
許可を得ずにやると、本気で犯罪ですよ。
ちなみに河川敷だけはグレーゾーンの土地ですが
増水時の危険が非常に大きいので、絶対におすすめはしません。
あと、自分の山なら好き勝手できると思い込んで土地を買っちゃう人もいますが…。
山は管理が必要な不動産です。
もちろんお金もかかりますし、相当な手間もかかります。
毎週キャンプするくらいの人なら土地買っちゃったほうが早いという気持ちはわかりますが
これから何世代にもわたって所有し、管理し続ける覚悟はありますか?
不便で自分がキャンプする以外に使い道がない土地を
自分の子供に相続させるつもりですか?
山林組合の人手が足りなくなったら、自分で山を管理できますか?
という将来のことまでよ~く考えてから、土地を買ってくださいね。
なぜこんなことを言うかというと、
山林の土地は売るのが非常に難しいという問題があるのです。
もちろん条件の良い、価値の高い土地は売れますけどね。
自分が高齢になって子供に財産を相続したいけど、
このお金と手間のかかる山まで一緒に相続させてしまう…。
勢い買ってから老後に悩みの種になってしまった、では取り返しがつかないので
老婆心としてのアドバイスでした。
キャンプ場でのルールやマナー
さてここからは実際にキャンプってどうやるの?
という知識を解説していきます。
と思ったけど凄まじく長くなったので別記事にまとめました。
書いてて楽しくなっちゃって、つい…
読みにくかったら申し訳ないです。
たまにアップデートしますので、何度でも読んでいただけるとうれしいです。
基礎知識 季節編
夏と冬ではキャンプの中身が全然別物になります。
キャンプ全体の知識に加えて、季節毎の知識もインプットしておきましょう!
春のキャンプの注意点

春は非常に過ごしやすい気温ですし、
虫が少なく景観も良いので、キャンプ初心者に最適な季節です。
※ただし毛虫は多いので注意!
注意点としては、
夜と早朝は意外なほど寒いこと。
外気温というのは想像以上に上下の幅が大きく、
昼間は暖かかったのに夜は寒くて寝られない、ということもよくあります。
昼間の暖かさに油断せず、寒さ対策さえ気を付けていただければ
とても快適なキャンプが楽しめると思いますよ。
梅雨時期のキャンプ
キャンプは基本的に晴れが望ましいので
あえて雨キャンプをする人は少ないです。
でも、雨キャンプも対策さえしっかりとれば
楽しく過ごすことができます。
夏のキャンプの注意点
夏は非常に暑く、虫も多いのでしっかりと準備しないと大変なことになります。
特に小さな子供とキャンプをしてみようかな、という方はその危険性を認識してください。
近年は温暖化の影響で気温も上昇しています。
「自分が子供のころ平気だったから」という経験は残念ながら役に立ちませんので
最新の夏キャンプ事情をしっかりと把握しましょう。
秋のキャンプの注意点
秋も春と同じく初心者に最適な季節です。
注意点も春と同様ですが、春と大きく違うのは虫の声ですね。
春は子供と一緒にキャンプ、という人が多いですが
秋はその風情を楽しみたいからソロキャンプ、という人が多いです。
いずれにしてもキャンプが楽しめる良い季節なので、ぜひその魅力を味わってほしいです!
冬のキャンプの注意点
ある意味では非常にソロキャンプ向きの季節で、ぼくは個人的に一番好きなんですが…
一般的には冬のキャンプは敬遠されます。
理由はもちろん、寒いからですね。
防寒のための装備が増えるので、準備が大変です。
設営も手間が増えるし、なかなか思うようには活動できません。
それでも冬は虫が居なかったり、日によっては貸し切りみたいになったり
焚火がとても暖かく感じたり、薪ストーブ大活躍など
他の季節では味わえない楽しみ方があります。
冬キャンプは大変ではありますが、
ぼくのキャンプデビューは冬だったので
未経験者でも決して無理ではない、ということはお伝えしたいです。
しっかりと準備して、気合入れて臨んでいただければうれしいです。
基礎知識 キャンプギア編
キャンプで使う道具のことをキャンプギアと呼びます。
みなさんがソロキャンプで一番気になっている項目、かもしれません。
キャンプギアに関する知識というのは膨大ですので、少しずつ追加していきます。
こんな情報が知りたい!というのがあれば、ぜひこのページへのコメントや
ツイッターにDMなどをお寄せくださいね。
キャンプギアの種類、選び方
世の中にどんなキャンプギアがあって、
特にソロキャンプに必要なのはどれか。
という知識です。
いくつかキャンプギアのカテゴリをあげると…
- 空間作り:テント、タープ、シェード、シェルター、スクリーンタープ、…
- 寝具:シュラフ、マット、コット、蚊帳、ピロー、…
- 焚き火:焚火台、コンパクト焚火台兼グリル、メッシュタイプ焚火台、…
- 調理(火器):シングルバーナー、ツインバーナー、ガスコンロ、BBQコンロ、…
- 調理(器具):ダッチオーブン、スキレット、クッカー、ターナー、ナイフ、まな板、…
- 食事、リビング:チェア、テーブル、食器、カトラリー、調味料BOX、シェラカップ、…
- 収納、運搬、設置:車、シート、コンテナ、ケース、ポーチ、ワゴン、スタンド、…
- その他小物:ペグ、ハンマー、キッチンペーパー、ウェットティッシュ、虫除け、…
まぁとんでもない量ですよね。
これが全部必要か?というとそんなことも無いのですが、
それは「どんなキャンプをやってみたいか」によって決まります。
万人に合ったものというのは存在しません。
なので人気のあるものがあなたに合うかどうかはわかりません。
自分で「こんなキャンプをしよう」と決めて、
それに合う道具を探すのが一番失敗が無いと思います。
最初にキャンプギアを買い揃えるなら、
”とにかく安くて小さいものを一通り”
をおすすめします。
やっぱり実際使ってみないと
合う合わないってわからないですよ。
初めてのキャンプギア選びについて、こちらの記事でもざっくりと解説しています。
カテゴリ別 -空間作り
テントやタープの選び方、メンテナンス知識についてまとめました。
カテゴリ別 -寝具
寝具の選び方やメンテナンスについてまとめました。
カテゴリ別 -その他
まだまだまとめきれていないので、記事の追加をのんびりとお待ちください…。
基礎知識 キャンプ活動編
キャンプ活動では、ロープワークなどの
テクニック寄りの知識も必要ですよね。
これは、”必要に迫られたらその知識を取りに行く”というのが覚えやすくて有効なのですが
これだけは事前に知ってたほうがいい、というものを
YouTube動画からいくつかピックアップしてみました。
ぜひご参考にしてくださいね。
ロープワーク
もやい結び
もやい結びを使う場面は非常に多いです。
ガイロープをテントやタープのループベルトに通し、もやい結びで解けないようにします。
必ず必要になるロープワークなので、これだけは覚えましょう。
自在結び
自在結びはロープの長さを変える場面で活躍します。
テントやタープのロープには”自在金具”が付いていますが、
この金具が壊れたときや紛失したときには必ず使うロープワークです。
他には、グランドシートやブルーシートを丸めて持ち運ぶ際など
荷物をまとめるときにも活躍しますね。
自在金具の使い方についてはこちら。
バケットヒッチ
バケットヒッチは立ち木やポールにしっかりと結ぶ方法です。
必須というわけではありませんが、覚えておくといざというときに
とても役立つロープワークです。
他にも役立つロープワークはたくさんありますが、
まずはこの3種類くらい覚えておけば
キャンプ活動で困ることはないでしょう。
テントやタープを美しく張る方法
実際にキャンプに行ってテントやタープをたててみると、
なんだか思ったようにピンと張れず、
よれよれの頼りない感じになってしまいがちです。
うまく張るにはコツがいりますが、
ちょっとした知識さえあれば大丈夫!
ドームテント
パップテント
タープ(ヘキサタープ)
雨の日に汚れを最小限に抑える
雨の中でテントやタープを張る、あるいは収納する際は
普通にやると地面の泥がついてしまいます。
収納時は後で洗えばいいのでどうにかガマンできますが、
設置時はせめて内側だけは汚したくないものです。
これも知識さえあれば対応できてしまいますよ~!
タープを張る
まずは”雨に濡れないスペース”を作る必要があります。
なので、最初にタープを張りましょう。
そして、タープを汚さずに張るためには、
収納時のたたみ方が重要です。
動画を見てもらえばわかりますが、
事前準備がとても大切。
だからこそ、現地のヒラメキや対応力でカバーするのではなく、
事前に知識を得て準備しておくことが必要なんです。
テントを張る
タープ下にテントを張れば、雨の影響はほとんど受けません。
ただし濡れた地面に直接触れると汚れが付着しますので、
最初にブルーシートまたはグランドシートを敷きましょう。
シートの上に泥を跳ね上げないようにだけ注意すれば、
少なくともテント内部が汚れてテンションだだ下がり…という事態は避けられます。
もし大型テントだからタープ下でたてるのは無理!という場合は
とにかくテントの内側を雨や泥に晒さないことに注意して作業しましょう。
外側が濡れるのはもう仕方ないです。
テントもタープと同様、収納時のたたみ方で
設営時に内側を汚さないようにできると思います。
ここは工夫力の見せ所ですので、いろいろ試してみてくださいね。
着火に時間を費やさない
焚き火やBBQで必須になるのが”着火”という作業です。
薪や炭は火がつきにくいので、小さな火種から火を育てていくか、
着火剤を使用して火をつけることがほとんどです。
バーナーで強引に火を付ける方法もありますが、
ソロキャンプでは静かに、コンパクトに、というほうが似合います。
失敗しない着火方法(炭)
100均に行けば着火剤が売っていますので、それを活用します。
文化焚き付け、ゲルパック、チューブ入りのゲル、固形燃料などタイプはいろいろありますが
どのタイプでも着火には問題ありません。
使い勝手から選ぶなら、”ゲルパック”がおすすめです。
触っても汚れないし、余計なゴミも出ないし、かさばらないし、長期保管もできます。
上の動画では炭を組んで着火していますが、
こんな便利アイテムもありますよ。
火熾し、火消し、残った炭の持ち帰りにと大活躍する超絶有能キャンプギアです。
あまり目立たないアイテムではありますが、無いと困るレベルでおすすめします。
失敗しない着火方法(薪)
薪の着火は小さな薪から大きな薪へ火を移していくイメージです。
こちらの動画にぼくが解説したいことが全部入ってましたので、ご参考に。
小さな薪を作るには、薪を割る必要があります。
斧で割るイメージがあるかもしれませんが、それは丸太から薪を割り出す方法です。
小さな薪を作る場合はナイフやナタで”バトニング”という方法を使うと安全に薪割りができます。
小さな薪を、更に着火しやすいように加工したものが”フェザースティック”です。
必須ではありませんが、せっかく薪を割ったのならその流れて挑戦してみましょう。
フェザースティックを作るならナイフが最適です。
あえて手間をかける
焚き火をキャンプ中のメインの活動とする場合は、
「もっと時間をかけて着火から楽しみたいよ~!」ということもあります。
その場合は着火剤やライターを使わない着火方法に挑戦してみましょう。
慣れていないと失敗する可能性がありますので、
別の確実な着火方法を準備した上で挑戦してみてくださいね。
熾火について
焚き火調理、炭火調理で欠かせない要素、
「熾火」についての解説です。
料理で失敗しがちな方はぜひご参考に!
最後に
まだまだ紹介したい基礎知識はありますが、
まとめきれないのでこのあたりで終わります。
ソロキャンプには幅広い知識が必要ですが、
経験してみて初めてわかることのほうが多いです。
ぼくの解説はあくまでも参考にしていただいて、
いろんなことに挑戦して、その経験を楽しんでみてください。
ただし、「ルールやマナーを守ること」は忘れずに!
楽しいキャンプ活動を送ってくださいね~!